0151 石英や蛍石が300円!?

生徒が興味をもつような鉱物や岩石を安く買えないか

　授業で明確に使うどうかは別として、理科室の品ぞろえとして生徒が興味をもつような鉱物や岩石も揃えて、できれば飾っておきたい。とはいえ、教材屋さんでとりそろえているものは割高な感じがする。かといって、鉱物の専門商やミネラルショーなんかは、品ぞろえが多すぎて、そしてとんでもない高級品がこれまたとんでもない価格で売ってそうで、地学専門でない人には敷居が高いという声も聴きます（冷やかしのつもりで行ってみるのも悪くはないと思いますが、地方だとなかなかむずかしいですしね）。

日常生活での用途で使うなら、どこで売っているか？

　さあここで、課題解決にあたっての見方・考え方として、「それを教材としてでなく日常生活での用途で使うなら、どこで売っているか」を提示します。
　つまり、教材として教材屋さんで買うと高い。でも、日常遣いしている物なら案外スーパーとかで安く買えるのではないか、という考え方です。
　しかし、そもそも鉱物や岩石を日常生活の用途で使うことがあるのか？まず、この点について検討してみます。

アロマディフューザー

　ストレスフルな現代社会ということで、植物のから抽出した香りでストレス解消！美と健康を！みたいなアロマテラピーなんてのもあります。そしてその香りを楽しむための道具の一つに、「アロマディフューザー」なんていう香りをばらまくものが必要です。それにもいくつかのタイプがあり、石を使ったものがストーンディフューザーというのです。
　つまり、石にエッセンシャルオイルを垂らして香りを拡散させるわけですね。
　興味ない人にはないかもしれませんが、そういう使い方もあるのです。

100均なんかも定期的にチェックを

　それで、試しに楽天でストーンディフューザーを検索してみると、これがまた結構なお値段するわけですよ。おいちょっと待てよ、ただの石だよね？いやそりゃ理科の教材としての石も高いけどね…。
　と思ったら、なんということでしょう！ダイソーがストーンディフューザーを300円（税込み330円）で売っているではありませんか！恐るべし100均！いや300円だけど、もはやそんなことはどうでもいい。300円でも安いのですから。ストーンディフューザーとしてではなく、石のサンプルとして確保しておく価値はあります。

　思いついた！「キッチンサイエンス」とかいう言葉がありますが、100均で買ったものだけで実験する「百均サイエンス」とかシリーズにしたら面白そう。ま、ストーンディヒューザーは300円（税別）だがな！

お宝チェック！

　てことで買ってきましたよ。ディフューザーではなく、石としてとらえていた私にはダイソー店内のどこに置いてあるのかわからず無茶無茶探しました。インテリアコーナーにありました。インテリアだったんですね（おい）。

　箱をよく見たら4種類あったので1個ずつ買ってきました。これでも1320円。やっすー。

Volcaic Black

　早速箱を開けてみよう。まずはVolcaic Blackから。
原産国：中国、材質：溶岩。
　黒、というかちょっと灰色がかった溶岩ですね。産地は中国のどこでしょうか。わからないから安いんですよね。
　ご丁寧にグラスに入っているっておしゃれだけど、割れないかな～と心配。そんなことしなくても普通に紙箱の中にビニール袋か何かで包んでいればそれでいいのに…と思ったけど、次の瞬間、石を買ったのではなくストーンディフューザーを買ったことを思い出しました。