0254 【光と音12】音の性質(1) 音の伝わり方
光を出している物体を光源と言いましたが、音を出している物体を音源(もしくは発音体)と言います。
ということで、音を出している物体の表面などを観察しましょう。
まずは穴あけパンチであけた穴の部分の紙片をトッピングした太鼓をたたいてみます。穴の紙はどうなるかな。
物体が振動することにより音が発生し,音が物体に伝わることにより振動が起こります。
ということで、音を出している物体の振動を見てみましょう。
まずは穴あけパンチであけた穴の部分の紙片をトッピングした太鼓をたたいてみましょう。穴の紙はどうなるかな。
他にも、スピーカー、声を出しているときののど、「おんさ」など、音の鳴っているものを触ってみると、振動していることがわかります。
では、その振動はどのように伝わって耳に聞こえるのでしょうか。
課題:振動している物体から出ている音は、どのように伝わるのだろうか。
それから、音が鳴っている音さを水に入れてみた。
音叉の振動によって水面に波ができました。
音叉の振動が水に伝わったという感じですね。
では空気中はどうでしょう。
こちらの実験をご覧ください。
ちなみにこの「共鳴」という現象は同じ高さの音さでないと起きません。振動のリズムが一致していないと振動がうつらないんですね。これについてのとんでもない例は、1940年にアメリカで起きたタコマ橋の崩落事故があります。
音が伝わるのに空気が必要なことは、聴診器を使った簡単な実験で分かります。
①聴診器で普通に音を聞いてみましょう。音が聞こえますね。
②次に聴診器のゴム管をギュッと握ってみましょう。音が聞こえなくなりませんか。つまり、ゴム管の中の空気を伝わってきた音が聞こえなくなってしまったのです。
音叉の振動が水に伝わったように、空気にも音が伝わるのですね。
さて、私たちの体で音を聞くのは、耳ですね。
「耳 構造」あたりで画像検索すると耳の構造図はでてきますので、それを見てみると、耳の外側からトンネルがあります。その奥は鼓膜という厚さ0.1mm程度の「膜」で行き止まりになります。
空気の振動もこのトンネルを通って耳の鼓膜に振動を伝え、音が聞こえるのです。
厳密には鼓膜の振動がさらにその奥の耳小骨→蝸牛と伝わって、蝸牛から神経を伝わって脳に信号が送られます。
結論:振動している物体から出ている音は、音源→空気→鼓膜と振動が伝わって聞こえるのです。
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カロッツェリア – 音の雑学大事典
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