0223 向島百花園 梅まつり 紅千鳥

 東向島にある向島百花園は、梅の名所でもあります。江戸時代後期の開園当初には、約360 本の梅が植えられ、当時有名だった亀戸の清香庵字臥竜梅の梅屋敷に対して「新梅屋敷」と呼ばれたほどです。現在でも25品種75本の梅が植えられています。

 ということで、いろいろな品種の梅を見ていきましょう。

紅冬至(こうとうじ)

 薄紅色・一重の早咲き種。
  
    

紅千鳥(べにちどり)

 緋赤色の一重咲き。 江戸時代からハナウメの代表的品種で遅咲き。花弁の内側に雄しべが変化した旗弁(きべん)が出るものがあり、この旗弁を千鳥に見立ててこの名前が付けられました。




 

思いのまま(輪違い)

 1本の木に、白い花と紅色の花と、それに紅白が混ざった花まで思いのまま咲かせています。昔の人も
「自分もこの梅のように思いのまま生きたい」と思って名前がついたとか。
 しかし今回は思いのままには咲いていませんでした…

唐梅(とうばい)

 紅色の花弁に赤い筋が入り、花弁先端がぼかしとなる中輪八重咲き種。下向きに咲く早咲きの品種。
 
 
 
 

冬至梅(とうじばい)

 冬至の頃から咲き始める冬至梅。早く咲き始める品種は長持ちするのだそうな。花言葉は「気品」。