0342 佐野市葛生巨大セメント鉱山見学と驚くほど透明な出流原弁天池 (前編)
始めてはとバスで日帰りツアーなんぞに行ってみました。
【はとバス創立70周年記念コース】石灰石の一大産地!佐野市葛生巨大セメント鉱山見学と驚くほど透明な出流原弁天池
などというマニアックなコースがあったので…。東洋経済オンラインにも取り上げられてるし。
行程:池袋駅東口(7:30発)=東北道=住友大阪セメント栃木工場(セメント工場の見学)=住友大阪セメント唐沢鉱山(巨大採掘場の見学、ダイナマイトによる発破の見学)=鈴鹿(佐野名物“大根そば"の昼食)=葛の里・葛生化石館(入館、自由見学)=出流原弁天池(マスの塩焼きのおやつ付)=道の駅 どまんなかたむら(佐野名物いもフライのおやつ付、足湯も)=池袋駅(18:30着予定)
ということで、出発は池袋から。関係ないけど池袋駅のいけふくろう。
そして最初でメインの見学地であるは住友大阪セメントの栃木工場&唐沢鉱山。
灼熱のロータリーキルン(真夏の40度越え。工場の方も熱中症を心配してお茶と塩飴を配っていました)
エコなバイオマス発電施設(木の香りがしました)
唐沢鉱山の巨大な重機(はとバスとの異例の組み合わせ。同じくらいの大きさで、どちらも黄色いw)
そして迫力の発破(かなり離れていたはずなのに衝撃波を体感しました!すげー)
と、コーフンポイントがたくさんあったのですが、
敷地内の写真・動画の撮影は禁止となっております。インターネットへの掲載もご遠慮ください。
※撮影可能場所を設けておりますので そちらでのみ撮影をお願いします
がーん。
ということで鈴鹿で佐野名物“大根そば"の昼食。
それから葛の里。
葛生化石館と同じ建物にある葛生図書館の前にさのまるが…
(化石館については量が多いので別の記事で特集します)
建物の前にはさざれ石。
エーンド石筍。
石筍
葛生町教育委員会
石筍は、石灰 洞窟内の天井に垂れ下がっている鍾乳石から滴り落ちる石灰水が 空気中の炭酸ガスと化合して炭酸石灰となり、床面に沈積して生じたものです。 この石筍が1cm 成長するのに約500年かかるとい われています。高さ1.5m 周囲3.2m約11万5千年経過
葛生伝承館の壁のフレスコ画。詳しくは以下のパネルに書いてあった説明をどうぞ。
フレスコ画の街
佐野市葛生地区は江戸時代から石灰の街として栄え、今では全国有数の生産地となっております。
地元で採掘された石灰を使ったフレスコ画が平成12年から制作されており 現在14点の作品を見ることができます。
*伝承館にて、フレスコ画散策マップをご用意しております。
フレスコ画とは?
フレスコ画とは、 砂と石灰を混ぜて水で練って出来たモルタルを壁に塗り、 その上に水だけで 溶いた顔料で絵を描く技法のことです。
フレスコ画が他の絵画技法と最も異なるのは、絵の具の定着溶剤を使用しないところです。 例えば、日本画には”膠(にかわ) ”、油彩には”油”、 水彩には”のり”といった溶剤を使用しますが、 フレスコ画はそれを一切必要としません。
濡れた石灰の上に、水で溶いた顔料(粉末状の色素)をのせて描くと、石灰水 が顔料を被い空気中の二酸化炭素と反応して透明な結晶になります。
顔料はこの結晶の中に閉じ込められるため、色がとても美しく耐久性があリ、長期間そのままの色を保つことができます。 日本の高松塚古墳やヨーロッパにある教会などの壁画もフレスコ画の技法で描かれています。
フレスコ画の制作について
平成18年の9月から、 栃木県石灰工業協同組合の協力により、当館西側の外壁(23.4m×3.1m)に”文化や自然・人物”をモチーフとした、四季の移ろいと様々な風物を描いていくフレスコ画の政策を行っています。
平成37年ごろに完成を予定しており、今後少しずつ描き足されていく その過程を見ることができます。
*春か秋の季節に2カ月間ほど、制作をしている様子を見ることが できます。
鉱山鉄道(ガゾリンカー)
化石館の建物のトイレ前にはしれっと採掘用のエアーコンプレッサーが。
圧縮した空気を削岩機に送り込み、削岩機を動かして石灰岩を掘り出します。当時として大変な設備と思われます。
道路を挟んで栃木県石灰石工業会館があるのですが、ここの看板?がフズリナ石灰岩、つまり街化石。
驚くほど透明な出流原弁天池
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