PR

0455 東北研修2012:仮設住宅と小中学校

仮設住宅。

仮設住宅は 一人だと4.5畳、バストイレ。50戸以上のところには集会場が設置され、ホームヘルパーの巡回もルールとなっています。
一方、避難所は体育館の床に布団で段ボールで仕切るという状態ですから、一日も早く抽選で選ばれて仮設住宅にうつりたいところですね。とはいえ、仮設住宅も様々な問題を抱えています。
一家で複数の仮設住宅の権利をとったり、倉庫代わりにしたりして実際に空き室が多いこと、抽選で移るということは、仮設住宅のご近所さんは知らない人ばかりという避難所ではあったはずのコミュニティが崩れてしまうが、仮設住宅での自治が進まない問題。避難所なら3食が確保され、お金を使わない。とkろが仮設住宅ならば自分で買わなければならない。そんなわけで7月に全員分の仮設住宅が確保できたのに、全員がうつって、避難所を閉鎖できたのは8月になったようです。
これとは別に高台の平地が少なく、仮説を立てる場所がないという問題もあったそうです。あまり山奥だとクマが出たりするので…。

避難所にいられない高齢者や病人が27000~29000人ほどいますが、、内陸のホテルで、1泊3食5000円で泊まります。ホテル側の利益はないといっていいでしょう。でも、そういう人たちを泊めてくれたホテルは、評判となってお客さんの紹介をたくさん受けているようです。ちなみに、復旧作業の人たちの宿泊としては1泊2食で8000~10000円、こちらはホテルとしてはおいしいです、。

大槌町の4つの小学校と1つの中学校の仮校舎。やがてこれらの学校はすべて統合されて小中一貫校になります。

倉庫、会議室はありません。遊具もありません。図書室もなく、廊下に本棚があるだけです。
そして、文部科学省の補助には体育館は含まれていません。リースだと年間2億4000万。スクールバスは1日120万かかるのですが災害救助法による支援は平成23年いっぱい、その後は町の負担ということになるのですが…

「教育は仮設じゃない」教育長さんの名言です。

(東北研修2012シリーズ終了)

コメント

タイトルとURLをコピーしました