0456 釜石駅前/津波記憶石 釜石市唐丹町
※今回の記事は東北研修2012シリーズではなく、その後2015年に釜石に行った時のものです。
釜石駅前
釜石駅前。
駅に向かい合うように新日鉄住金(現・日本製鉄)の釜石製鉄所があります。
今は高炉はなく、石炭火力発電して売電しています。本当はフル稼働するつもりはなかったようなのですが、原発のことがあり、現在フル稼働だそうです。
そして駅と工場の間に小さな広場があります。そこにいろいろな記念碑などがありました。
「復興の鐘」。そう、ここ釜石もあの3.11で津波の大きな被害を受けました。釜石駅前も地震により停電、信号機が消えて車が混乱した中、津波が襲いました。そしてこの場所の海抜は4m程度。3mの大津波が来るというアナウンスのあと停電がおき、「6mの津波が来るから避難を」というアナウンスが聞こえずに楽観視した人が被害にあったという話があったそうです。
ちなみにこの金を作ったのは富山県高岡市にある老子(おいご)製作所というところで、あの広島の平和の鐘を作った実績があります。
鐘には鎮魂・復興・記憶・希望の4つの言葉が書かれています。
鉄のモニュメント。釜石産磁鉄鉱を使った碑に、高炉から移した火が点されたアーチが架けられています。ちなみにこの火は、津波の時にガスが遮断されて消えてしまいましたが、製鉄所構内のガス灯で保存していた高炉の火が残っており、そこから再び燈して現在に至るそうです。
近代製鉄の父・大島高任。日本で最初の洋式高炉をここ釜石でつくった人。安政4年(1857年)の12月1日に初めて高炉に火が入れられたのを記念して12月1日は鉄の記念日になっています。
「ひょっこりひょうたん島」「釜石小学校校歌」の碑。どちらの歌も岩手県出身で、釜石でも暮らしたことのある井上ひさしの作詞。
釜石警察署釜石駅前交番。津波の時の水位線があります。ここまできたんですね。
街灯。
津波記憶石 釜石市唐丹町
「奇跡の一本松」ではありませんが、この木は助かったそうです。
でもその周りは、せっせと絶賛工事中。
被災した防潮堤を高くする工事です。
ここは、釜石市唐丹町の本郷地区。
県指定文化財 「星座石」のすぐ近くです(が、星座石は見に行けなかった…orz)
見に行ったのは津波記念碑です。左が昭和の、右が明治の津波の記念碑です。
昭和の記念碑の後ろの方に隠れているようにひっそりとこんなものが。
おっと、昭和の碑の左にも碑があります。
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