標準 中学の技術・家庭 女子版 講談社 (昭和37年)の指導資料です。
表紙は生徒用の教科書と同じデザインです。中扉は違うけど。
同年に発行された教育出版の指導書と同様、まず最初は新教科「技術・家庭科」の解説から始まっています。やはり職業教育ではなく、生活に必要な基礎的技術の習得という必修の普通教育というスタンスが強調されています。さらにこの講談社版では、「職業・家庭」から「技術・家庭」へドラスティックに変わったということでそのあたりの経緯を「各分野の勢力争い」「家庭科教育がむりに職業科に編入された」など少々ぶっちゃけて解説され、また海外の技術教育について紹介されています。
そして本編は年間指導計画に続き、各単元の指導展開や内容の解説があります。
3年生の絹についてのところでは、家蚕や野蚕などの種類やカイコの一生など、蚕のことから、フィブロインやセルシンなどの生糸の成分や性状など、多岐にわたって開設されています。
以上で技術準備室にあった職業・家庭、技術・家庭の古い教科書はすべて紹介しましたが、それにしても先生は質・量ともにこれだけ圧巻な内容を実習しながら生徒に教えられたのか、そして生徒はちゃんと身につけることができたのか、他教科の話だからかすげーなーと思ってしまいます。


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