2106 或る植物園の終焉(前編)

 この記事は旧ブログで2021-12-30に更新したものです。
 新ブログに移行するにあたり、バレバレだとは思いますが当該植物園の名前を伏せました。現在は園長も経営方針も植物も入れ替えてリニューアルして同じ園名で営業しているので、一応。

 植物園って、困るんですよね~

 行くでしょ。観察するでしょ。行ったときに花が咲いてなかったりすると、花を見たくなるじゃないですか。花が咲いてたら、実がなったときとか見たいじゃないですか。花が咲いたときや実がなったときを見たら、何もないときも見たいじゃないですか。何度でも季節を変えてみたくなっちゃう、行きたくなっちゃう。

 これは大変なことですよ。特に旅先の植物園だった日にゃ、もう…。またいつかこの地へ来なくちゃ。とか思ったりするわけですよ。もう一度行きたい、でもなかなか行けない、そんな植物園がいっぱいあるわけですよ。
 熱川バナナワニ園とか、バナナとワニだけかと思ったら、熱帯植物どころかスイレンやランなんかが大量にあるし、動物だってワニだけじゃないんだから。観光スポットの多い伊豆なのにですが、ここだけでゆっくり1日費やしてしまいたくなりますよ。東館山高山植物園なんて、林間学校の引率とか下見で寄るけど、そうするとそんなに時間がかけられないのに、やたらきれいな高山植物が充実しているから見切れないし、東山動植物園に至っては動物園と植物園があってそれぞれじっくり見たいものがあるから、半日おさえたのに最後の方は駆け足で見なくちゃいけなかったじゃないか!アカオハーブ&ローズガーデンだって、バスで頂上まで行って、そこから坂をだんだん通りながら、景色まで堪能しちゃったし、岡山市半田山植物園に行ったときは冬にもかかわらず、たくさん見たいものがある。でも、行きたいのになかなか2回目すら行けない、人生そんなことばっかりですよもう。それなんて一期一会?

 しょうがないんで都内の夢の島熱帯植物園とか国立科学博物館附属自然教育園は繰り返し行っているけど、行くたびに発見があり観たいものができてどうしようもない。また行かなくちゃと思うわけですよ。もうキリがないんです。

 なのにですよ、せっかく都内の、それも渋谷といういいところにあるくせに、「また行きたいな」と思わせてさえくれない極悪非道な植物園があるんですよ。ひどいと思いません?

 その植物園は、平成17(2005)年4月に開設。入場料100円という安さ、ボランティアの協力あり手作り感あふれる展示やイベント、園長のキャラクターとSNS周りの活動で、知る人ぞ知る「日本で最も小さな植物園」なんですが、つい先日もしれっと武勇伝というか伝説というか、クリスマスの奇跡をやらかしたりする、とんでもないところなんですよ。
 ところが、渋谷区は、こんなプライスレスな植物園を、農とか食育とか取り入れた施設にリノベーションしていくらしいんですよ。新しい施設には現在の植物は見事に全くないんですって。さすが渋谷区、トイレとか図書館とか、他の自治体にできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる(別の意味で)!あこがれ…ねえよっ!

 そんな植物園を最終日に見納めに行ったんです。行くしかないじゃないですか。まったくもう。

入り口はこちら。

最初はカメさんがお出迎え。

クリスマスですからね~

エクメア・グラシリス Aechmea gracilis パイナップル科

スパティフィラム サトイモ科

トックリラン

バオバブ

カラテア ゼブリナ

リュウケツジュ

写真の整理ができないほどもうたくさんの思い出が…




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