0243 特別展「毒」 (生物編)
もう終わってしまいましたが、国立科学博物館の特別展「毒」。さすが特別展らしく今回も集客力がありそうなキャッチーなテーマで、興味深く見ることができました、
マチン(ストリキニーネノキ) この標本自体は、ミャンマー半島部でとれたもの。
ジャガイモの新芽
新芽を食害から守るためにソラニンという毒をもちます。日に当たって緑色になった部分にもあります。
コモドオオトカゲ
唾液に血液凝固阻害や血圧低下を引き起こす成分が含まれている。こえーわ。
キングコブラの全身骨格
世界最大の毒蛇だけあって、一咬みに含まれる毒の量が非常に多い。しかも神経毒や細胞毒。
カモノハシ
オスの後肢には発達した蹴爪があり、脚基腺(毒腺)につながっています。
でもここでカモノハシの写真を撮ったのは、生物の進化のところでカモノハシの写真を使いたかったからだったりします。
カエンタケ
トリコテセン類という毒成分で、触ると皮膚の炎症を起こす。
ゴエモンコシオリエビ
硫化水素やメタンをエネルギーに変える細菌を腋毛に共生させ、餌として利用するヤドカリの仲間。
で、この標本はプラスティネーション標本と言って、遺体中の水分と脂肪分をプラスチックなどに置き換えるて、標本として形が分かるようにした標本のこと。普通だったら腐ったりして残らない部分もこうやって残すこともできるんですね。
タイワンコブラ
キョウチクトウスズメ
ドクニンジン(セリ科)
コニインという神経毒。服用すると筋肉がマヒして呼吸不全や心不全で死に至る…。
トウゴマの種子
リシンという細胞毒が含まれ、ヒトだと多臓器不全を引き起こす。
シロバナムシヨケギク
世界初の蚊取り線香「金鳥香」 棒状のため燃焼時間が短く、効果が続かない。
1895年、発明者植山栄一郎の妻の発想からこうなりました。ヘビがとぐろを巻いている姿を見て思いついたとか。ん~まさにイノベーション!
ニーム(インドセンダン)の成分を利用した農薬
ニームの種子から抽出された成分による害虫駆除剤
パラゴムノキ
アマゾン川流域の定期的に氾濫するヴァルセア林に自生します。東南アジアを中心に天然ゴムのために栽培されている。
オオスズメバチ
2019年にアメリカへの侵入が初めて確認され、現地では殺人バチとして報道された。(このオオスズメバチ自体は日本で採集されたもの)
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