1217 碍子ヒューズボックスと糸ヒューズ
碍子ヒューズボックス
古い碍子ヒューズボックスがたくさん。
一つ詳しく見てみましょう。ナショナル製品ですね。
これを上からと下からでそれぞれ見てみると、両方とも2つの穴があります。ここに導線を通すのですね。
蓋の丸い金属を引っ張ると、カパッと開くんだな
ここの針金みたいなのが糸ヒューズ。規定以上の電流が流れると熱くなって金属が融けて導線が切れるという算段です。
ちなみにこのヒューズ、うまくできていて、蓋を開けるとヒューズの部分が離れるので自動的に電気は切れるので安全ですね。そして、蓋側にヒューズがあるのですが、この蓋の部分は、蝶番みたいな部分を横にスライドさせると取り外すことができます。
ヒューズのある配電盤は高いところにあることが多いですよね。不安定な台に乗ってドライバーを回したりヒューズを取り替えたりと作業するのも大変ですから、フタが外せれば、もっとやりやすい場所で交換作業ができます。
もう1個見てみようか。ATK?
これも上下から見てみる。下から見ると、確かに横にずらせば蓋が外れそう。
で、これも開いてみる。同じですね。
ちなみにこの手の碍子ヒューズボックス、ヤ●オクとかオー●ファンみたら、1個数百円程度で取引されてました。
糸ヒューズ
そして糸ヒューズ。まさに糸巻きのように巻かれています。ちなみに千住金属工業株式会社は現在も営業中です。
を、箱入り糸ヒューズ発見!
ほう、こいつは5A用なのか…。片側しか5Aとなってなくて、反対側はAしか書いてなかったからアンペアだとはわかんなかったぞ
で、左から、箱なしの1Aの他に、箱入りの2A,3A,5A,10Aと並べてみましたが、
糸ヒューズ本体を見てみると、容量が大きいほど太くなっています。それだけ大きい電流が流れないと切れないということですね。なるほどなるほど。
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