1945 農工大のお蚕さん2025(3) 乾燥

6月1日

繭が完成したやつ、繭を作っているお蚕さん、まだ桑食べてるお蚕さん。進度に個体差があります。
なので先発隊と後発隊の2グループに分けました。先発隊は皆さんすでにいい感じに繭が完成していますが(ただし、そういう種類なのか、繭が薄くてちょっと力を入れると凹んでしまいそうなものもあります)。

後発隊の様子を見てみましょう。

6月6日~9日

 乾燥作業。以前は抵抗があって乾燥させずにカイコガの成虫にしたけれども、今回はほぼ全部乾燥させようと思います。
 実は同時にシルク博物館からいただいた約450個あった卵がほとんど死ぬことなく(多分途中でダメになったのは10個程度かな)3齢になっているので、ここまでくればそのまま繭まで行ってくれそうです。
 ということは、440頭分の5齢のお蚕さん用の桑を用意しないといけません。2023年に成功した時は120個くらいでしたら、その3倍以上です。学校で里子に出したりもしますが、もし引き取りが少なかった場合、臨戦態勢を組まなければなりません。
 ということで、あまり成虫のお蚕さんに構っている余裕がなさそうで、乾燥させようと思ったわけです。

 ということで、先発隊の繭11個は6日に乾燥させるためにすべて冷凍庫へ。

 その後なんですが、後発隊の20個の繭を見て、成虫は餌をやる必要がないしな…繭が薄かったり汚れていたりするやつは、生糸も取りにくそうだし、乾燥するんじゃなくて、成虫にさせてみてもいいんじゃないかな、と思い直しました。


 特に黄色い繭はどれも結構薄くて華奢な繭でちょっと心配になります。黄色とかレモン色できれいではありますが、商品価値としては微妙なように見えます。ということで黄色い繭は残してみることにしました。そこまで華奢な繭ですから、成虫として出てくるかちょっと心配ですが。

ということで、後発隊は白い繭だけ乾燥をします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました