1965 シルク博物館のお蚕さん2025 (6) 繭を作らず蛹になる

6月30日

なんか、一つの蔟のスペースに2頭のカイコが繭を作っているところがあります。仲良し~

7月1日

繭作ったり、桑食べたりと、元気なお蚕さん…ばかりだといいのですが、ちょっと状況が変わってきました。前日は確かにいなかったのに…

その1 変色して死亡

まるで焼け焦げたように真っ黒になって死んでいるもの、真っ黒ではないものの茶色っぽくなって死んでいるものなどがあります。特に黒いものは黒い体液がこぼれてきて、かなりひどい病気のような感じがします。
東京農工大学科学博物館にある蚕病模型と照らし合わせてみると、褐殭病などの菌類(つまりカビ)の病気の色違いのように見えます。実際に黒殭病(くろきょうびょう,Metarhiziumanisopliae)という病気があるのね。

参考 池上隆文:カイコの病気と害虫防除資材の素材,茨城県病害虫研究会報,52,pp1-6,2013

その2 熟蚕の大量死

いよいよ繭を作りそうな熟蚕(それも小さそうなやつ)が7月1日から3日までで100匹前後死亡。もうここまでくれば大量死はないと踏んだのに…

その3 繭を作らず蛹になるお蚕さん

なにそれ?そんなことあるの?と言われそうだけど、私だってそう思った。
いい焼き具合のパンか何かを彷彿させるフォルムの蛹たち。しかしそれが20頭くらい出てきました。

しかもこれがもぞもぞ動くんですよ!

で、さらによく見ると近くに脱皮跡が。

 つまりこれって、お蚕さんが繭を作らずに脱皮して蛹モードに入ったということでしょうか。でもどうして?もしかして、与えた桑の葉が少なすぎたのでしょうか。たしかに、急増する人口に対して十分な食糧を提供していたかというと自信をもって答えられないところがあります。そういえば心なしか繭を作った蚕も、以前と比べて繭が薄いような…
 もちろん、病気の可能性もあります。

7月2日

蛹が蠢いています。なんとか脱皮がしたいようです。

ということは、こいつも何日か後に成虫になるのか?!


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