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1984 シルク博物館のお蚕さん2025 (9) 玉繭

7月15日

習熟度も2クラスになりました。幼虫のお蚕さんもさすがにもう桑の葉はいらないようです。
成虫も卵を産まないのかと心配していましたが、ようやく産卵しました。もっともこの卵を孵して二代目って無茶苦茶大変そうなのですが…。

徘徊している成虫。

君は羽化できるのか?

ところで、羽化したお蚕さんの穴の開いた繭、その中身を見てみましょう。
抜け殻が入っていました。

で、妙に細長い繭があります。

中には2頭分の抜け殻が。2頭で一つの繭を作っていたのです。このような繭を玉繭と言います。

7月17日

幼虫お蚕さんと繭のない蛹も合流しました。結局繭のない蛹はそのまままっくるになってしまっただけで羽化はできなかったようです。

でも、羽化して出てきた成虫は元気です。産卵もしましたし。

そして玉繭を見てみましょう。
その1
これは茶色い方は羽化できたけど、黒い方は蛹のままで死んでしまったようです。

その2
こちらは抜け殻に成虫、そして黒いのが蛹で死んだものでしょう。特筆すべきは卵があること。交尾はしていませんから無精卵です。出られなかったのかな…。

その3
こちらは繭を作ってから蛹になる前、幼虫の状態で、病気になって死んでしまった模様。

7月18日

羽化した繭や死んだカイコをどんどん取り除きます。

幼虫のお蚕さんも、一応は突っつくと反応するので生きてはいます。が、桑を食べる様子も繭を作る様子もなく、このまま弱っていくのかなという感じです。

19,20,21と三連休。桑もいらないので学校にそのまま置いといて、連休明けの22日に見たら、成虫も幼虫も全部死んで、繭からも新しい成虫が生まれない、それで今シーズンは終わりだから片付けよう、と思っていました。22日の朝に理科室の扉を開けるまでは…。

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