今回は東北へ研修に来ました。もちろん、さんさ踊りや南部の曲り家を見に来たわけではありません。
「たろう観光ホテル」これだけみれば、普通の観光地のホテルに見えるかも知れません。
ところが
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下
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もっと下
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さらに下
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えっ?下の部分、どういうこと?
唖然とするばかりですが、3・11の津波の被害にあったホテルなのです。
この「たろう観光ホテル」の社長の松本さんのお話を聞いてきました。津波のとき、このホテルの6階の部屋で津波に呑まれる街をビデオに収めました。撮影したその部屋で、DVDを見せていただきました。
本物の津波は、気象科学館の津波シミュレータの雰囲気とは全く違います。あれはもはや波ではなく、水でもなく、いうなれば「怪物」と言っていいでしょう。
DVDを見終わった後、まさに同じアングルから見える景色を見て、あっちからあれだけの津波が襲ってこっちに来て…と想像すると、声も出ません。
現在、ホテル再開に向けて頑張っているとのこと。費用の4分の3は、国が援助してくれるので、残りの4分の1を自己調達すればいいのです。また、旧ホテルを含む被災地区は市が買い取る予定になっています。もちろん新しいホテルは、安全な高台に移るそうです。
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