アネロイド気圧計。
「アネロイド」とは、「液体を使っていない」という意味です。
いかにも、水銀気圧計との対抗馬という感じがします。
では、気圧計はどんな仕組みで動いているのでしょう。目盛り板の中心部分の穴を除くと、なにやら複雑な装置がありそうですが、全体はよく見えません。

気圧計が1台壊れてしまったので、修理がてら分解してみました。
外側の真鍮の枠を外し、
表面のガラスを外し、(金色置針はガラスにくっついています)
黒指針を外し、
そして目盛り板を外します。すると…中心だけで意外にスカスカ。
この部分を裏の板から取り外そうとしたのですが、ねじが固く、外せません。
とりあえず接写してみました。

各部はこういう名称です。
空盒は、2枚のうすい金属板を周縁で貼り合わせた容器状のもので、中は真空になっています。すると大気圧の変化に応じて膨らんだり縮んだりします。この体積変化による力をばねがとらえ、その力による変化をてこで拡大して(黄色の丸の部分で拡大される。ついでに温度補正もやっている)、鎖がぜんまいばねを引っ張り、その力の大きさで針が動くというわけです。
つまり、真空の金属缶の大気圧によるつぶれ具合を、針の振れに変えているというわけです。
空盒については東京航空計器のサイトが詳しいです。
佐藤計量器製作所のアネロイド気圧計の取扱説明書も見ると勉強になります。


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