0284 ばねばかりの０の位置

2本のばねばかりが机の上に置いてありますが、この２本、よく見ると微妙に何かが違います。

横にしていますが、指しているところが０のものと微妙に０からずれているのとがあります。
後で説明に使うので０になっている方をばねばかりA、ずれている方をばねばかりBとします。

ははぁ。上のねじで調整していたんですね。

では、このばねばかりをつるしてみましょう。
すると、さっき０をさしていたばねばかりAは0.08Nくらい、つまり０よりも大きくなっています、一方、さっきずれていたばねばかりBは、今度は0になっています。
　

動画じゃないと信じてくれない人はこちらの動画をご覧ください。

これは、ばねばかりを立てたときに、ばねの重力がばね自身を伸ばす力になっているためです。
横で引っ張る力をはかるときと、縦に引っ張る力をはかるときでは、最初にゼロの位置を調節しないといけないんですね。ばねばかりAは横水平に引っ張るときに、ばねばかりBはつるして使うときにちょうどいいようになっていたのです。

ふるいばねばかりも、実はこっそり調整できるようになっています。