0776 大手町時代の気象科学館(3)
南極での観測(2010-10-24)
気象科学館の案内員に行ってきたので、また少し撮影してきました。今日は「南極」について。
気象観測は、南極でも行われています。
南極の石。この石は第30次南極越冬隊(平成63年出発、平成2年帰国)によって昭和基地付近で採取された石榴石、クロウンモが含まれる片麻岩です。約5億年前のものと推定。
南極観測船「しらせ」の模型
観測野帳。毎日こんな感じで記録していたんですね。
昭和基地で-45.3℃という記録的な気温を観測したときの生データ。割れる途中でシャボン玉が凍るって、おい…
南極大陸の地図。
そういえば以前気象科学館で南極の特別展をやっていました。そのときの写真もハードディスクのどこかにしまってあったはずです。見つかったら紹介したいと思います。
注・そして見つけたのが下の記事です。
南極展(2007年)@気象科学館(2010-10-25)
気象科学館での南極展は、南極での気象観測50周年を記念して、2007年に開かれました。
科学館の入り口では隊員がお出迎えしてくれます…ちょっと怖いですが。
で、南極展コーナーはこんな感じ。
観測隊の旗です。
南極用長期自記気象計の記録器。2年間人手を借りずに気象観測をしてくれる頼もしいやつ。
ドブソンオゾン分光光度計。くわしい説明はこちら。
携帯型風速計
ALH(Allan Hills)-77250 南極横断山脈のAllan Hillsで1977年に日米共同探査隊によって発見採集された鉄隕石です。ニッケルを約5%含む金属鉄です。地球のような核、マントル、近くからなる層状構造をもった小惑星の核の部分だと考えられています。
Y(Yamato)-75102 やまと山脈で1975年に第16次隊によって発見採集されたL6コンドライトという種類の石質隕石です。45億6000万年前に、太陽の周囲のチリが集まってできた小惑星のかけらだと考えられています。カンラン石、輝石と少量の金属鉄からできています。コンドルールと呼ぶ球粒が見られます。
南極デリックピークで採集された鉄隕石。この隕石は日米合同隕石探査隊によって発見されたもので、全体が金属鉄でできており、ときに硫化鉄なども含まれる。切断面は鏡のように見える。鉄隕石はもともとの天体(母天体)の核を構成していたと考えられる。
南極観測船「宗谷」の模型
ペーパークラフト
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