1565 中学技術・家庭 男子用 三省堂(昭和37年)

 昭和33年度告示の学習指導要領のもと、職業・家庭科が技術・家庭科になりましたが、実際に学校で施行されたのは昭和37年からのことです。

その時代の技術・家庭の教科書。まずは三省堂の教科書を見てみましょう。

自動車の車体のプレス加工。大規模でかっけー。

男子の3年間のカリキュラムが示されています。

現在では完全に男子と女子は同じ内容で学習していますが、このときもまだ男女別修だったのですね。
男女共修化までの長い道のり…かつての「男女別の技術・家庭科」に見え隠れする政財界の思惑と性別役割分業に基づく日本社会 | 集英社オンライン

全体の効果は、いちばん悪い条件で決まる、ということを示した図。似たことの説明に「鎖全体の強度は一番弱いところの強度で決まる」という表現を見たことがありますが、図を使って直感的にわかりやすいので、こっちの勝ち。

作図技術よりもこの作図法そのものが私にはすごいと思う。特に円に内接する正七角形とか、作図が可能なこと自体に驚愕。

当時は結構ヤバイ農薬を使っていたんですね。ちなみに水銀含有農薬は昭和48年に登録失効しています。

水銀農薬については 水銀含有農薬残っていませんか?(環境省)のパンフレットには「昭和48年から使用が禁止されています」とあるものの、平成に東大の農場で水銀剤を使用した事案記者会見についてのプレスリリース

水銀剤は、1973年(昭和48年)に農薬として登録失効となり、法令上輸入、製造、販売が禁止されました。この時点以前に流通している水銀剤については、なお使用が法的には許容されている状態でした。この後、2003年(平成15年)3月に使用自体が禁止となりました。
したがって、このたび問題となった水銀剤は、本学農場における実習田での使用当時(1997~1999年度)においては、登録失効となっていましたが、厳密に言えば使用禁止農薬とはなっていない状態でした。

しかし、水銀剤が登録失効とされた趣旨からすれば、失効以後は使用も望ましくないものと考えられますので、本日の記者発表で申し上げたとおり、当該農薬については適切ではない取扱いがあったものと判断しております。

 後半の、種子を考えれば適切でない、という判断はさておき、私には環境省は昭和48年からもう使っちゃダメ!と言っているのに対し、東大は昭和48年以降も、手元にある水銀剤は平成15年までならば法的にはセーフ、と解釈しているように見えるのですが、ここはどちらの主張していることが正しいのでしょうか?
 …話が飛びましたね。

各種の木工機械。

中学校の技術科って、授業時数が少ないのに、理科室にある実験器具なんかよりずっと高そうな(というか確実に高い)ものがたくさんあってお金かけてるな~(理科にもう少しくれよ)というイメージを公立中学校に勤務していた頃から思っていました。勤務していた公立校には技術科教室も金工室と木工室の2つあったし。

2年生の教科書

青写真って、昔ありましたね。陽画写真は見たことすらないけど。

中2でこれ使ってたんだ…

3年

今の自分がこれ見て実際に組み立てろと言われてもできる自信がない…