これは試薬というより医療用医薬品。ですが、試薬類と一緒にあったので紹介しておきます。
パンクレアチンは消化酵素剤で、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ、リボヌクレアーゼなど多くの酵素を含有し、タンパク質、炭水化物及び脂肪の消化を行います。
消化の実験にでも使ったのでしょうか…。
杉本・大西ら:起源をことにする各種澱粉粒のパンクレアチンによる分解性,澱粉科学,
26,3,pp.182-190,1979
一般に穀類(地上)澱粉粒の方が地下澱粉粒よりも酵素により分解されやすいのですが、たとえばバナナやギンナンのように地上澱粉でもパンクレアチンで分解されにくいのもあれば、サトイモの澱粉粒は地下澱粉なのに分解されやすいというような例外もあるんだそうです。
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