今さら突然、「財前先生の総回診です」でおなじみのテレビドラマ『白い巨塔』について。2003年から2004年に放送されていたのでもう20年前になります。
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実は、「知の市場」の金融特論1で「白い巨塔」のあるシーンが話題になっていたのです。
第5話の一シーン。夜の病院の庭?で一息つく内科の里見助教授。そこに帰宅しようとする病理学の大河内教授が通りがかる。里見は大河内教授をよびとめて、積極的な治療のできない患者受け入れるのは、大学病院の本来の目的に外れることだと周囲に迫られ、でも本当にそれがいいのか…治すだけではなく、末期の患者をどう見送るかを病院も考える時期に来ているのではないか…と自分の考えを伝える。
そして「里見君」と声をかけて
医療に絶対はない。だから医者は悩み続けなければならん。君の苦悩を、私は支持するよ。
と答えて去っていく大河内教授。渋い!かっけ~!
「白い巨塔」の感動的なシーンの一つとして挙げられていますが、これ、意外に応用がきくのではないかと。
○○に絶対はない。だから△△は悩み続けなければならん。
活用例:
教育に絶対はない。だから教師は悩み続けなければならん。
経営に絶対はない。だから社長は悩み続けなければならん。
政治に絶対はない。だから政治家は悩み続けなければならん。
人生に絶対はない。だから人間は悩み続けなければならん。
こうまとめると、一気にチープに見える気がするのは何でだろう??
それでも大河内教授のような渋いキャラがここぞと言うときに発すると効くのかな。
実はこのドラマの放送当時、里見センセイよりもなにげに野心家の財前センセイに感情移入しまくっていた私は疑問に思うのでした。。。それとは別に大河内教授はインパクト大でしたが。。。
そして今、歳と経験だけは積んでしまった私は、若手の先生から悩みをぶつけられて「うわー、めんどくさい(もしくは立場上答えるのが憚られる)質問来ちゃったよ~」ってときに
「○○先生、教育に絶対はない。だから教師は悩み続けなければならん。君の苦悩を、私は支持するよ。」
とだけ伝えて颯爽と去っていきたい。そんな場面今のところないけど。
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