1761 地球時間の旅 ~石ころから何が見える⁉~
みなと科学館の秋の企画展「地球時間の旅 ~石ころから何が見える⁉~ 」行ってきました。生物系に比べると、地学系は地味なのかなかなか企画展や特別展のテーマになりにくい感じがしますが、なかなか見ごたえのある展示でした。
まずはナウマンゾウがお出迎え。
岩石の実物展示もよき。ポイントを押さえつつ、お目が高い。
日本列島誕生の海底火山の痕跡 ~グリーンタフ~
緑色(green)凝灰岩(tuff)。秋田県男鹿市産。第三紀。
日本列島が大陸から離れるときに海底火山が噴出した火山灰がかたまったもの。緑泥石が混じったので緑色となっています。大谷石が有名ですが、調べた限りこのサイトがいちばんわかりやすかった。
北アルプスの急速な隆起を物語る世界一若い花崗岩
富山県黒部市産。第四紀。白っぽい部分は花崗岩質マグマ。そこに別の成分のマグマが入って冷え固まって黒っぽい部分ができた。白黒なのでパンダ石とか、プカプカ浮かぶのでクラゲ石なんて呼ばれています。
1万年前以降に起きた地球最大の噴火 ~火砕流堆積物~
鹿児島県鹿児島郡三島村産。現代。船倉火砕流堆積物は鬼界カルデラを形成した超巨大噴火の噴出物の一つです。ガラス質な火山灰からできていますが、火砕流が高温のため溶結して硬い岩になっています。
室戸岬を作った火山活動によってヤケドした泥 ~ホルンフェルス~
高知県室戸市産。第三紀。熱いマグマにふれ、熱で変質した岩石。
日本列島誕生期の海に暮らしていたいきもの ~ムラヤマホタテ~
埼玉県秩父郡産。第三紀。誕生したばかりの日本列島は、東日本の大部分が海の底。関東の内陸にもかつて海があったということを示しています。
1億年前に生きていたイカやタコのなかま(頭足類) ~アンモナイト~
北海道三笠市産。白亜紀。
アンモナイト類の化石は他にもあって
ハイパープゾシア
ユーボストリコセラス
そしてきれいなヒスイ
他にもスタッフの方に誘われ、磁鉄鉱や結晶片岩などいろいろな石を触れさせていただき、「石ころ探偵認定証 金 ーGOLD- をいただきました。
さらにアンケートに答えて付箋紙もいただきました。
11月24日まで。行くとたぶん幸せになれます。
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