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2095 植物標本をもっとつくろう!(中編)

2週間前、神代植物公園の生物多様性センターで作ったエノコログサとミズヒキの標本はどうなったのだろうか。その謎を解明するため、我々調査隊は東京都立大学・東大沢キャンパスの奥地へと向かった――。

そこにあったのは、牧野標本館。自然史研究棟ということで分類額の研究室もここにあるようです。

MAKINO HERBARIUM かっけー。

しかし、入れない、なぜだ!本日は閉館しましただ…と…。
落ち着くんだ。まずは深呼吸して…ふと、何を思ったか後ろを振り向くと、そこには…

牧野標本館の別館が。こちらが今日の会場なのね。

あ、笑顔でのお出迎えありがとうございます。

で、ブツは…なるほどこいつですかい。

乾燥しているので垂れません。

このあとラベルの書き方の説明があり、それをもとにラベル作成。
採集地は地名が変わることを見越して、緯度経度を書いておくと吉。
スマホ用地図アプリAvanzaMapsを使うと緯度経度や標高も調べられる。
採集者の名前は漢字だけでなくローマ字も付けておこう。

同定にはSeek by iNaturalistなんかもあるけど、間違えることもあるので参考程度で。

台紙はなくてもラベルさえあれば植物標本としては完成です。
もし台紙をつけるならばケント紙ですが、牧野標本館ではオリジナルのエンボス加工が!

で、台紙にはラミントンテープを先端のまがったはんだごてで留めたりしていきます。

が、ラミントンテープは手に入らないので、紙製ばんそうこうを使うとよいそうです。

熱く、強く、美しく―植物標本の添付器―【コラムリレー06第16回】 | 集まれ!北海道の学芸員

金井弘夫:おしば標本貼り付け用ヒートシールテープの自作法,植物研究雑誌,73(1),52-53,1998
金井弘夫:おしば標本貼り付け用ヒートシールテープの自作法(2),植物研究雑誌,76(1),54-56,2001

ちなみにこの金井さん、なかなか面白い人だな。
Aboc – アボック社 -第15回 金井弘夫追悼記念号『金井弘夫著作集 植物・探検・書評』より

 特にこれが面白い。「子供相手の教室をもたされた」「おしばを作るにはアイロンを使わせた。親の見学は断ったので気楽だったが、火傷をした子が何人かいた。」「タンポポとフクジュソウの区別もつかない初心者に、セイヨウタンポポとカントウタンポポの区別を教えることに私は疑問を持っており(そんなのはタンポポでよいではないか!)」「夏休みの宿題に大きなおしばを作らせて、提出したらあとはゴミとなるよりはるかにマシである。」
Aboc – アボック社 -教具教材としての植物パウチカード

ここまでで結構な分量になったので、標本館の見学は後編で。

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