0197 色が見える白黒のコマ?!
まず、下の画像の模様をプリントアウトして、厚紙にはりましょう。
その厚紙をはさみで線に沿ってまるく切ります。そして、切り取った円の中心に千枚通しで穴をあけて、つまようじを刺します。最後にセロハンテープでつまようじと厚紙を固定します。これでコマの完成です。
このコマを回してみましょう。蛍光灯や太陽などの明かりの種類や見る人によって、違うこともあるようですが、黒いはずの細い線に、ほんのり色がついて見えませんか?さらに、こまの回転する速さや向きを変えて見てみましょう。色のつき方はどう変わるでしょうか。また、人により見え方に違いがあるか、他の人にもどんな色に見えるか聞いてみましょう。
さらにデジタルカメラやビデオカメラの画面ごしに見たり、実際に写真やビデオを撮ってみると、色は写っているでしょうか。
このようなコマは、19世紀末、イギリスのベンハムという人がデザインした「ベンハムのコマ」といわれています。色が見えるしくみは、目の錯覚によるものではないかと考えられていますが、はっきりとはわかっていません。他にも回すと色のつく模様がありますので、調べて回してみましょう。
次に上の模様で、先ほどと同じように、コマを作ります。このコマを、今度は蛍光灯の明かりの下で回してみましょう。灰色だけでなく、色がついて見えませんか?何色が見えるかは蛍光灯の種類によって違いがありますので、違う場所の蛍光灯で調べてみましょう。こちらもこまの回転する速さや向きを変えたり、回転の様子を写真に撮ったり、他の人にはどう見えるか聞いてみましょう。
このコマは、ベンハムのコマと違って、色がついて見えるのは蛍光灯の下だけで、電球や太陽の光の下で見ようとしても、うまくいきません。これは、蛍光灯の光は電球や太陽の光と違い、一定の周期で点灯を繰り返していることが関係していると考えられています。
なお、蛍光灯でも「インバータータイプ」と言われる蛍光灯は点灯の繰り返しが速いので、うまく色がついて見えませんので注意が必要です。と思ったら、最近の蛍光灯はインバータータイプがデフォルトでやんのorz
もう一つデザインを。これはどうなるでしょうか、試してみましょう。
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