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0288 江の島(1) 市民の家

地学巡検の実地踏査がてら、江の島に行ってきました。
※この記事は前ブログでの2010年3月30日に行った時の記事をもとに一部修正したものです。現在とは様子が変わっているところもあるかもしれません。また、一部の写真は2010年のものではありません。

小田急線 片瀬江ノ島駅。 どうみても竜宮城ですな。

駅前の弁天橋を渡る。

ここは湘南。しょーなんですか。

東浜海岸。その向こうに見えるのが江の島。

 だがちょっと待ってほしい(某新聞の社説風に)。この写真でみると江の島は、右側(西側・主に江の島2丁目)は山になっていますが、左側(東側・主に江の島1丁目)は低い土地になっています。また、地図を見るとわかるのですが山になっている2丁目は凹凸の多い地形だが、1丁目は直線的・人工的な地形です。

つまり、1丁目はあとから埋め立てられた土地なのですね。
で、ふと横を見ると…おぉ、あれに見えるはフジヤマヴォルケイノではないか!!
 

で、江の島につながる江の島弁天橋で日時計を発見!くわしくはこちら
 

この日時計は本当に正しいのだろうかと、チェックしてみました。現在12時10分。腕時計のすぐ隣にある13という数字は13時の目盛り。で、一目盛り15分刻み。影で見えないけれど、12時の目盛りもあります。で、この目盛りを読むと12時半にはなっていないけど、12時15分は明らかに過ぎている。だいたい12時20分過ぎって感じですね。あれ、おかしいな…。

と思うのは早くて、時差表なるものが。
3月30日だと約13分引く必要があるようです。12時20分過ぎ、23分として、その13分前は…12時10分!結構精度がいいんですね。恐るべし日時計!

時差表の隣には、円弧型日時計の解説。

弁天橋を渡り終え、ようやく江の島に入りました。。。

で、この青い鳥居をまっすぐいって坂道を上がっていく人たちを横目に、鳥居の前で右に曲がり…
江の島アイランドスパのわきを通ると、海に面したところで…

西海岸。斜めに削れています。
    

で、この海岸を東にちょっと歩いて階段を上がって、天台山の地層見学。相模川の礫層が見られます。


次に、江の島市民の家。現在、その家に市民が住んでいるわけではなさそうです。安心してその家の裏に侵入。

隙間から家の裏側に侵入すると、きれいな白色凝灰岩層がみられました。 
 

ただ、穿孔貝による穴はわかりにくいです。
 

ここから数mほど離れたところにわかりやすいのが。



この市民の家と警察の駐在所の間の道は三浦層群を削って作られた切通となっています。三浦層群は主に軟らかい堆積岩なので切通を作りやすいのです。

市民の家を出て少し登って海を見ると、さっきいた西海岸が上から見えます。
 

小田原 啓 かながわ露頭まっぷ~江の島~ 神奈川県温泉地学研究所観測だより,第 70 号,pp.25-28,2020.

今永勇 神奈川の地形シリーズ14 江ノ島の海食地形 自然科学のとびら 第6巻第3号、p22,2000

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