東京大学総合研究博物館の特別展示「 東京大学若林鉱物標本:日本の鉱山黄金時代の投影」は鉱物マニアなら行くべし。
若林標本というのは三菱合資会社(今の三菱マテリアル)の鉱山技師であった若林彌一郎さんが収集した明治末~昭和初期の金属鉱山の鉱石標本など2,000点あまりの標本群で、日本の三大鉱物標本の一つです。そして、採集元の鉱山はどこもとっくに閉山しているので、今は手に入らない。そういう意味でも貴重な標本です。だからサブタイトルの「日本の鉱山黄金時代の投影」なのですね。
ということで展示。900点が展示されているとのことですが…この棚も当時のものらしい。
真ん中の通路にも鉱物がたくさん!
一応言っておきますが、この標本箱の上に透明な板があり、見学者はその上を通るので、標本を踏むような畏れ多いことはありません。
若林鉱
菱マンガン鉱(秋田県大石鉱山)
石英 重晶石仮晶 (秋田県荒川鉱山)
石英 重晶石仮晶 (石川県尾小屋鉱山)
石英 魚卵状珪石 (富山市)
石英 玉髄 (新潟県佐渡鉱山)
玉滴石 (富山市)
黄銅鉱 三角式 (秋田県荒川鉱山)
アラゴナイト(霰石) (茨城県塩沢鉱山)
アラゴナイト(霰石) (茨城県塩沢鉱山)
方解石(兵庫県竹野鉱山)
方解石(兵庫県生野鉱山)
ブロシャン銅鉱(静岡県河津鉱山)
自然テルル(北海道手稲鉱山)
これ、図録すごくほしいんだけど…9月1日まで❣
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