またもや、世界銀行東京事務所のイベントに参加してきました。(注・2010年の話です)
セミの抜け殻しらべ:抜け殻を通して見えてくる都市公園の自然環境~一般市民による生物多様性・自然環境モニタリング調査の1例として~
1時間半だし、夕方まで虎ノ門で仕事してから気軽に参加するにはちょうどいいかなと。この前の2時間半休憩なしはきつかったぞと。
さてさて、今日のお話しは。。。
都内の公園などで、仕事前にセミの抜け殻を種類ごとにカウントしている方々のお話しです。
自然調査で「セミの抜け殻」のいいところは…
*どこにでもそれなりの数が生息している
*種類が限られている(東京近郊では6種類※)…声、姿も違う
*コツを覚えれば誰でも見分けら得る(小学校低学年でも可能)
*抜け殻は逃げない
*生きているセミを捕らない
*セミの抜け殻を利用する生物はいないと考えられる
※東京近郊のセミの種類
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシ、クマゼミ 代ゼミ
で、同じ東京近郊の公園でも東京都内の公園それぞれでセミの種類構成が異なることがデータから示されていました。ほぼ100%アブラゼミのところもあれば、5種類のセミが(多寡はともかく)いるところもあります。
さらに同じ日比谷公園でも公園内の場所により、バラエティ豊かです。
セミの豆知識
*セミは卵をどこに産むか → 木の皮の中や枯れた木の枝の中
*卵からかえった幼虫はどうやって土の中に行くのか → 土の上に落ちて穴を掘って土の中に行く
*アブラゼミの幼虫が土の中にいる期間 → 3~6年くらい
*アブラゼミが羽化する時間帯 → 多くは夕方から夜(早朝もあり)
羽化はリスクが高いので夜の間に羽化しようとしている(っぽい。)
夜の日比谷公園ではそこら中で羽化している。
*セミは羽化してからどれくらい生きるのか → 3~4週間くらい
羽化してすぐは鳴けない(羽化して」2~3日?)
*セミはどうやって鳴くの? → お腹をふるわせて鳴く。
羽はキリギリス・コオロギなど
*鳴いているのはオス・メスどっち? → オス
メスを呼び寄せるため だが うるさくして敵を呼び寄せないという目的も??
*アブラゼミとミンミンゼミの違いは触角に注目!
アブラゼミは 触角の第3節が第2節より長い。
ミンミンゼミは 触角が第1節、第2節、第3節と短くなる。
触覚がとれると難しい!
これはアブラゼミ
クマゼミ。おなかの部分には、「出べそ」のような突起があります。
ニイニイゼミ
ツクツクホウシ
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