1679 ギムザ液

 ギムザ液は、ギムザ原液を蒸留水などで希釈したリン酸緩衝液(pH6.4)に入れて作るものですが、血液標本染色法の1つであるギムザ染色に使われます。
 原液はアズール、エオシン及びメチレンブルーのメタノール-グリセリン溶液で、SDSなんかをみるとメタノールの危険有害性がそのままギムザ液の危険有害性になっているところが多いです。ただし、危険物第四類 第一石油類 危険等級Ⅱ 水溶性にはなっているものの、劇物ではありません。
 特異臭のする濃青紫色の液体です。
 古いためかラベルには「ギームザ氏液」とあります。○○氏液って、他にもテッペル氏液、ホイヤー氏液、ケラー氏液、ヤング氏液、ブロー氏液、アウデマンス氏液、ハーバー氏液、チュルク氏液、フレミング氏液、ハイエム氏液と意外に多いんですね。

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