1732 えらい!よく間違えてくれた…?!

この記事は旧ブログで2011年1月5日に更新したものです。

現在、評価に関する原稿を書いています。
そこには、具体的な評価事例を載せる必要があります。
つまり、実際に生徒の書いたものなどを例示するのですが、問題は原稿にちょうど載せられるようなものがあるかどうか。

「十分満足できる」「おおむね満足できる」例はいいのですが、問題は、「努力を要する」場合。もともと全員が「おおむね満足できる」以上になるように指導しているため、そこから漏れるケースは少ないのです。その中でも例としてあげられるものというと、意外に難しいです。
たとえば、記述内容を評価するのに、字があまりに汚すぎて読めないと、内容をふまえた評価以前の問題ですし、単純な漢字のミスなどはそこに突っ込みを入れる必要があります。そもそも、「努力を要する」ケースで最も多いのが、ズバリ空欄。

そう考えると、「努力を要する」例としてあげられるものを探すというのは、かなり「努力を要する」わけです。
まさか「おおむね満足できる」はずの生徒なのに、手を抜いた授業をして「努力を要する」生徒にしたてあげるわけにもいかないし、授業とは別に原稿用に「こういう文を書いて!」と生徒に頼むのもちょっとヤラセっぽいし。

そんな中、気象観測記録用紙の「雲量」の欄に、「10」と書くところを「100%」と書いてしまった生徒に、「授業中に何聞いてるんだ!」という気持ちの一方で、「えらい!よく間違えてくれた!」と思いながら「努力を要する」例にエントリーするのでした。。。

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