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0434 免震装置

順天堂大学7号館

2020年竣工ですが妙にレトロな雰囲気。それもそのはず、明治時代の順天堂醫院を復元したものです。

そうしたらこんなものも。

ほほう免震構造ですか。
地震の時には最大60cm動くというので、その足元を見てみた。


 う~ん、建物が地面と別々に動けるんだろうなと思うのですが、いまひとつよくわかりません。
 これが地震の時どう動くかみてみたいけど、建物が60cm動くような大地震だとゆっくり観察どころじゃないな…。

日本橋三越本店

日本橋三越本店の地下1階、地下中央口に、なんか窓があります。

横の解説見ると、免震の装置のようです。

窓をのぞき込むと、左側に免震装置が。これが314個も設置されているそうです。
地震時の揺れをバネ機能と減衰機能でゆったりとした動きに変える鉛プラグ挿入型積層ゴム
なるほど。順天堂大学7号館は免震装置がよくわからなかったけど、これはわかりやすいですね。

ケガキ盤
アームの先にあるケガキ針がステンレスの記録盤上に地震の揺れを線状に記録する装置。

そういや三越日本橋店の設計は横河建築設計事務所。旧帝国劇場とか旧三井本館もそうだね。
で、その横河民輔が著書「地震」で地震国日本に地震の少ない欧州の技術をそのまま入れることは危険だと主張してるんですね。ちなみにこの本、116ページ中、ほぼ半分の61ページまで純粋に地震について述べて。63ページから地震と建物の関係を述べて、耐震、消震構造(今の免震構造につながる)構造型式をことで建築業界で一定の評価を得たんだそう。
 それがこの免震構造につながっているとしたら胸熱ですね。

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