竜巻は、発達した積乱雲にともなって発生する激しい渦巻きで、漏斗状・柱状の雲をともないます。詳しくは気象庁の竜巻から身を守るにはのページがおすすめです。
竜巻のできるポイントは「上昇流」と「回転流」です。気象科学館にある竜巻発生装置「たつのすけ」も上から換気扇をつけて上昇流をむりやりつくり、さらに4本の柱から穴を開けて空気を出し回転流をつくっています。
この仕組みをもとに、ペットボトルの中で小さい竜巻をつくってみましょう。ふたを取ったペットボトルの底をカッターで切り落とします。次に、写真のように逆L字形の切れこみを入れ、その部分を内側に曲げておきます。
お皿に小さなドライアイスを入れ湯をそそいでから、お皿の上に底を切ったペットボトルをかぶせましょう。ドライアイスの煙がたくさん出てきたら、ペットボトルの口の近くに掃除機の吸い口を近づけてスイッチを入れると、ペットボトルの中に竜巻ができます。
掃除機でペットボトルの中の空気をすいこむことでペットボトルの中に上昇気流を起こし、切れこみから空気を入れて水平方向に回転する流れを起こしたので、竜巻ができたのです。
ペットボトルは丸形1.5リットルのものがベスト(竜巻がきれいにできやすい)ですが炭酸飲料以外ではあまり見かけなくなりました。炭酸飲料のペットボトルでもいいのですが、凹凸が多いので外から見るにはどうかな~と…。以前はポカリスエットの入っていたペットボトルが重宝していたのですが、時代は2リットルのようです。あ、でも、500ml丸形でも2リットル四角型でも竜巻はおきます。
2リットルの四角いペットボトルでも起きます。当時、静止画ではうまく撮影できなかったので、動画でどうぞ。
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