パラジクロロベンゼンの結晶の雪を降らせてみました。
1.三角フラスコにエタノール100mLに対し「パラゾール」を40g分入れ、その三角フラスコをお湯の入った水槽に入れて完全に溶かします。
2.三角フラスコの中身を細長いガラス容器に入れます。ふたの代わりに、氷を載せた時計皿を置きます。
3.しばらくすると、細長い針のような結晶がきらきら光って、舞っていきます。
これは、ミョウバンや硝酸カリウムで再結晶をつくるのと同じ原理です。溶媒が水ではなく、エタノールに変わっていますが。
つまり、パラジクロロベンゼンは温かいエタノールにはたくさん溶けますが、冷たいエタノールにはあまり溶けません。それを利用して、温かいエタノールにパラジクロロベンゼンをたくさん溶かし、冷やしていくことで溶けきれなくなったパラジクロロベンゼンが結晶として出てきたわけです。
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