たまには失敗談を。
酸性、アルカリ性の正体をつきとめるために電気分解の実験をしますが、酸性の方は、比較的短時間で陰極側の青リトマス紙が赤くなって、あ、陽イオンの水素イオンが原因だな、となりますが、アルカリ性の方は赤リトマス紙が青くなるのに時間がかかる上に、電極側の反応が著しく、むしろ、陰極付近から青くなっていく方が目立ったりします。
これはちょっと…ということで、なんか対策はないかと思っていたら、さる筋から「高電圧短時間でやればいい。9Vの角型乾電池を3個直列につないで27Vにして実験する」という話を聞きました。これはやってみなくては!
ということで
角型乾電池を3個買いましたよ! さすがに100均では買えないですね。
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袋から出す。
タコ糸に水酸化ナトリウム水溶液をしみこませます。
3個直列につないで27Vでオン!
1分53秒。 タコ糸の周りに青い部分が確かにありますが、わずかに陽極側の方が青いようにもみえますが、単なる拡散で、ちょっと偏っていて誤差の範囲効果のようにもみえます。
5分44秒。タコ糸付近では明らかに青い部分が陽極側へ行っていることが分かりましたが、電極側の青い部分の方も同じくらい目立ちます。
7分。こうなるともともと赤リトマス紙の一部が青くなったのか、青リトマス紙の一部が赤くなったのか、区別がつきません。
10分13秒。実験をやめました。
水酸化ナトリウムや硝酸カリウムの濃度にもよるのかもしれませんが(濃度は適当)、高電圧・短時間でうまくいくわけではなさそうです。
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