今日は、太陽系がスッカスカなのを実感してみましょう。
☆地球を約1.3cmの球としたとき、太陽系はどれくらいの大きさになるか?
地球の直径は約12800km。これを1.28cmとする縮尺で、その他の惑星の直径や太陽からの距離はどれくらいになるだろうか。
桁に注意して、表のABの列に記入してみよう。ついでに、縮尺は何分の1になっているか計算してみよう。
できましたか?
縮尺は、なんと 10億分の1です。
太陽が直径1.4mの球とすると、その58m先に5mmの点、それが水星。108m先に1.2cmの点が金星。150m先に1.3cmの「地球」があります。だいたい150m先に1.3cmの点があるとか、どんなに視力が良くても見えないでしょ。映画『ブッシュマン』に出ていたニカウさんだったら見えるのかな。(古い)
さて、58mとか108mとか150mとかいっても、大体どこら辺なのかという感覚があまりわからないと思うので、地図に円を描く(Yahoo! JavaScriptマップ API版)というサイトを利用します。
地図上の中心の位置を指定し、そこから指定した半径の円を描きます。
学校から58m、108m、150m、228mの円を赤い線で示しました。学校を太陽の位置とすると、水金地火の各惑星はこの辺りにあります。5mmから1.3mmの直径で。
火星の円を赤く塗って、木星の780m、土星の1430mを青い線で書いてみました。結構遠いな~という感じです。
などとやっていくと、学校から何mでどこらへんかがわかりイメージが付きやすいです。
で、表のC欄に学校から58m、108m、150mあたりの場所を一つ書いていき、距離感のイメージをもたせます。
なお、地球を1.28mmと、もう一ケタ縮小して、校庭などで14cmの「太陽」から5.8m離れて0.5mmの「水星」、11.8m離れて1.2mmの「金星」、15m離れて1.3mmの「地球」、23m離れて0.7mmの「火星」…とやることもできます。木星あたりからたぶんはみ出そうですね。
いずれにしろ、このようにしてみるとこれ以外に何もないとするとスッカスカなのが実感できます。
最後にこれを紹介しておきたかった。
If the Moon Were Only 1 Pixel もし月が1ピクセルだったら
パソコンの1ピクセルを月の直径3474.2Kmに見立てたモデル。
これはタブレットでひたすら右へスクロールすろと、宇宙のスッカスカ感がある意味実感できます。
最後は冥王星まであるのですが、PLUTO (we still love you) というこれだけ遠くにある星へのメッセージが泣けます。
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