そして次は時刻。ここまできちんと押さえられるかでこの後大きく理解度が変わるぞ!
お約束~当たり前だが重要だ!
地球上のどこにいるかによって、時刻も変わってくる!!
①昼と夜とを決める
②昼の真ん中が正午、夜の真ん中が真夜中(午前0時)
③自転の向き(北からみて反時計回り)をかきこむ
④それを見て朝・夕を考えて決める
(注)一般的に、反時計回り(北から見ている)と考えてよい。
宇宙空間のような暗闇の中で、地球は、太陽からの光を受けています。
これにより、太陽の光の当たっている側と、その影になっている側ができます。
光の当たっている側が昼、影の側が夜ですね。
昼と夜の境目は、夜から昼に移り変わる朝と、昼から夜に移り変わる夕方のどちらかです。
では、この図での昼と夜の境目は、朝夕のどちらでしょうか。
前も話したように、この手の図は天の北極側から見ています。つまり、この地球の「円」の中心に北極点がきます。
さらに、この時、地球の自転の方向は反時計回りになります。
すると、図のA点は、昼から夜に移り変わる途中なので夕方、B点は夜から昼に移り変わる途中なので朝ということになります。
で、この地球の図で、どこ向きに光が当たっているかが太陽との位置関係によって変わってきます。
時差の話
ここまでの話は、真夜中(午前0時)、朝(午前6時)、昼(正午)、夕(午後6時)と6時間おきのざっくりした説明しかしていませんでしたね。「○○座が南に見えるのはいつ?」みたいな話ではこれで十分なのですが、地理でなく理科でもたまに時差の話が出てくることもあるのでふれておきましょう。
もう一度になりますが、自転では1日で1周します。
ここで1日は24時間、1周は360°ですから、1時間では360÷24=15°となります。
すると、経度が15°ずれると1時間の時差が起こるというわけです。
さきほどの真夜中(午前0時)、朝(午前6時)、昼(正午)、夕(午後6時)というのは、6時間の時差がありますが、これは円を4等分しているので90度ずつ経度がずれています。15×6=90ですから、6時間のずれで90度、当たり前ですがあっていますよね。
日本の標準時は東経約140度の東京を基準にしているのではなく、東経135度の兵庫県明石市が基準になっています。135という数字は15の倍数(15×9=135)なので、明石市を基準とすると、経度0度のイギリスのロンドンからちょうど9時間の時差となっていい感じになるのです。ロンドンで午前0時になっているときには、日本では朝の9時です。
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