温度を測るのは、言わずとしれた温度計。でも、案外それぞれの温度計によって示す温度が違うことがあります。特にアルコール温度計では同じものをはかっても1本1本の温度計が指す温度の差、「器差」が大きいのです。
ということで、アルコール温度計50本を氷水に入れて温度を測ってみました。ただし、氷水の入ったカップの底では、ちょっと温度が高めなので,氷の浮いている水面あたりに球部をもってく必要があります。そうして10分以上放置してから温度を読みます。
で、50本のうち、氷水を0.5℃以上としたものが1本。ところが、-0.5℃以下としたものが14本も。
両極端な2本。同じものをはかっていても…(球部の位置を確認)
かたや、+1.0℃、かたや-3.2℃、えらい差です。
これじゃ、エタノールの沸点が78℃としっかりはかれるはずがありませんね。
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