第1問
問1 次の図1に模式的に示した断層の種類と,この断層の周辺の岩盤への力のはたらき方との組合せとして最も適当なものを.後の①~④のうちからーつ選べ。
押されてできる逆断層ですね ④
問3
次の図3は.ある地域の地質を模式的に示した断面図である。この地域では,地層Cが花こう岩Aと地層Bを不整合に覆っている。地層Bは,石炭の層を挟む泥岩からなり,古生代後期の植物化石を含む。ただし,地層Bは花こう岩A との境界付近ではホルンフェルスになっている。地層Cは,石炭の層を挟む砂れき 岩からなり,その下部にはカヘイ石(ヌンムリテス)の化石を含む礫が含まれる。 また,断層Dが認められる。
問3 地層Bが堆積してから地層Cの堆積が始まるまでの間に起こったできご との説明として誤っているものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
①地層Bが断層Dの活動によってずれた。
②地層Bが傾斜した。
③地層Bに花こう岩Aが貫入した。
④地層Bが侵食作用によってけずられた。
「貫入」や「ホルンフェルス」を知らなくても、明らかに断層Dは地層Cができた後に起こっているのでこれが誤りとわかる。 ①
問6 高校生のSさんは.共通点・相違点の視点から岩石の特徴を比較する課題に取り組んだ。次の図4は,チャートと石灰岩を比較したものである。円が重なっている部分に共通点が,重なっていない部分に相違点が示されてい る。次ページの図5は図4と同様の表し方で,花こう岩と流紋岩を比較したものである。図5に示された特徴a~cに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを後の①~④のうちから一つ選べ。
そういやベン図って、ふつうに使っているけど、学習指導要領的にはやってないのね。「情報」では扱うという噂を聞いたことがありますが未確認。 内容的には中1 ①
第2問
A
梅雨期の天気に関する次の文章を読み,後の問い(問1・問2)に答えよ。
日本付近の梅雨前線は,暖かく[ア]太平洋高気圧と冷たく[イ]オホーツク海高気圧の境界に形成される。次の図1は,梅雨期のある日の地上天気図である。この天気図から判断すると梅雨前線の北側のA点で[ウ]風,南側のB点では[エ]の風が吹くと考えられる。
問1 前ページの文章中の[ア]・[イ]に入れる語の組合せとして最も適当なものを.次の①一④のうちからーつ選べ。
問2 前ページの文章中の[ウ]・[エ]に入れる語の組合せとして最も適当なものを.次の①一④のうちからーつ選べ。
問1 太平洋高気圧もオホーツク海高気圧も海側なので湿潤な高気圧である。 ④
問2 北側は寒気で北寄り(北から南へ)の風、南側は暖気で南寄り(南から北へ)の風、だから前線で押し合う。 ②
B
津波に関する次の文章を読み後の問い(問3)に答えよ。
次の図2は,ある海域の鉛直断面を示している。この海域のx点で津波が発 生し,海岸のA点まで伝わる場合を想定する。津波の伝わる速度は水深によっ て決まり,X-B間では水深2000 mに応じた速度で伝わる。津波が発生してからB点に到達するまでの所要時間はおよそ[オ]分である。その後,津波はB-A問を水深150 mに応じた速度で伝わる。津波がB点に到達してからA点 に到達するまでの所要時間はおよそ[カ]分である。
問3 次の図3は,水深と,ある距離を津波が伝わるのに要する時間との関係を 示している。図3に基づいて,前ページの文章中の[オ]・[カ]に入れる数値の組合せとして最も適当なものを,後の①~④のうちから一つ選べ。
100kmのグラフで2000mのところは12分、50kmのグラフで150mのところは22分。計算するのかと思ったらまさかのグラフの読み取りだけ! ③
第3問
問2 前ページの文章中の下線部(a)について,Sさんは6月上旬に,ある黒点を 毎日正午に観察した。次の図1は,観察することができた6月4 日と6月6日,6月7日の黒点のスケッチをまとめたものである。この図1から太陽が自転していることが確認できる。この黒点の大きさと,地球から見た太陽の自転周期について,図1からわかることの組合せとして最も適当なものを後の①~④のうちから一つ選べ。
太陽の大きさは地球の約109倍。黒点の大きさが太陽の経度にして5度ちょっとなので、地球の0.05倍より5倍程度が近いかな。また6月4日から6日までの2日で経度が25度くらいずれているから、25度:2日=360度:(28.8)日 27日が近い。 ④
以上15問50点中、7問25点と今年も半分が中学理科で解ける問題となりました。まさかの中学理科だけで平均点越えした物理基礎には負けたけど。
また来年!
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