1616 原子力体験セミナー2002.03
昔の画像データを整理していたら、原子力関係の研修会の写真や記録がたくさん出てきたので、これから断続的にアップしてみようと思います。
学校も自宅も東京の私が、東海村に、若狭湾に、六ヶ所村など、全国津々浦々に教員対象の原子力の研修に行ってきましたが、この受講料は立派なテキストや教材をたくさんもらったのにも関わらず、すべて無料でした。
それだけではありません。東京から現地までの交通費・ホテルの宿泊費、そして日当まで出していただけたのです!!
おそらく1回の研修会で、少なく見積もっても数百万くらいのお金が動いていたのではないでしょうか。
今はもう絶対にできない研修会です。いろんな観点で。
(そういえば、東京電力の出前授業や東京電力自然学校も中止になりましたね・・・出前授業もお願いしたことがあるし、当間高原の研修会にも参加したことがあるのですが…)
第1弾は、2002年3月26-27日に行った原子力体験セミナー基礎コースⅢ。場所は原研東海。
1日目 2002/3/26
最初に簡単にバスで研究所の全体を見て、約1時間半の講義が2コマ。そのあと実習として霧箱作りと、「はかるくん」やサーベイメーターでの測定。
そのあと会場を移して、JCOの事故で行政を担当した人と、当時教育委員会だった人がそのときの学校への対応の話を聞いた。ここらへんは、臨場感あって面白い。
バスで所内巡り
霧箱の実験。
高温拡散霧箱
2日目 2002/3/27
2日目の研修について。再びメモから。
午前中は講義が2本。「わたしたちの健康と放射線」「原子炉の原理としくみ」でお昼まで。ちなみに食堂の定食がなんと200円。これもきっと補助がどこからか出ているんだろうなと。
午後は、研究用原子炉の見学ということで、JRR-4とJRR-3を見た。JRR-4は、医療用に使われているが、脳の腫瘍細胞は選択的にホウ素を取り込むので、あらかじめホウ素化合物を体内に取り込ませ、腫瘍細胞に中性子を当てると、10B(n、α)7Liとなって、リチウムの原子核とアルファ線がいい味を出してくれるそうです。
これがそのJRR-4。
その模型
燃料棒の模型
プール
医療照射設備
JRR-3。
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