大気特論:理論湿り燃焼ガス(2011-10-27)
大気特論 平成23年度 問3は、理論湿り燃焼ガスの問題。得意の計算問題!のはずが、くしゃみと鼻水で、頭がボーッとして、あれ~?湿り燃焼ガス~?どうやるんだっけ~状態。ティッシュを鼻に詰めながら、電卓をたたいて、きれいに0.25と出たときにはホッとしました。
一酸化炭素とメタンの混合ガスの理論湿り燃焼ガス量が8.61m3N/m3Nのとき、混合ガス中の一酸化炭素の割合(体積%)はおよそいくらか。
(1)23 (2)25 (3)27 (4)29 (5)31
まず、体積1の一酸化炭素の理論湿り燃焼ガス量を求める。
CO+1/2O2 → CO2
反応する空気量は 1/2÷0.21=2.38
理論湿り燃焼ガス量は 2.38-0.5(酸素の体積)+1(二酸化炭素の体積)=2.88
同様に、体積1のメタンの理論湿り燃焼ガス量を求める。
CH4+2O2 → CO2+2H2O
反応する空気量は 2÷0.21=9.52
理論湿り燃焼ガス量は 9.52-2(酸素の体積)+3(二酸化炭素と水蒸気の体積)=10.52
混合ガス中の一酸化炭素の割合をxとすれば 2.88x+10.52(1-x)=8.61 これを解いて x=0.25 ・・・ (2)
大気特論:(CO2)max (2011-10-28)
大気特論 平成23年度 問4は、(CO2)max の計算。(CO2)max ってなんだよ~!と思いながらもいつもだったら丁寧に考えるはずが、問3同様ヘロヘロ状態で頭が回らず、捨ててしまった涙の1問です。ま、大気特論は合格したからいいものの。
炭素86%、水素14%の組成の灯油の(CO2)max (%)はおよそいくらか。
(1)12 (2)13 (3)14 (4)15 (5)16
気体じゃないから、mol で計算しないとな…。
炭素1mol の場合
C+O2→ CO2
必要空気量は1/0.21=4.76mol
乾き燃焼ガス量も 4.76mol (うち1mol がCO2)
水素1mol の場合
H+(1/4)O2→(1/2)H2O
必要空気量は (1/4)/0.21=1.19mol
乾き燃焼ガス量は 1.19-(1/4)=0.94mol
炭素86g、水素14gを燃やす事を考えて、
炭素は(86/12)mol 水素は14mol
乾き燃焼ガス量は(86/12)×4.76+14×0.94=47.3mol
そのうち、 CO2は(86/12)=7.17mol
したがって、( CO2)max=7.17/47.3=0.15 ・・・ (4)
と相成りました。。。
大規模大気特論:正規形プルームモデルとパスキル拡散幅(2011-11-10)
公害防止管理者試験 大気 このブログで取り上げるたぶん最後の問題(2025年注・まだ続きます)は…
大規模大気特論 平成23年度 問6
煙上昇がない地上発生源から一定の割合で煙が排出されたとき、x=500 m 風下の地上濃度は、安定度がBのときはAのときのおよそ何倍か。
ただし、他の条件は等しく、地上濃度は正規形プルームモデルとパスキル拡散幅で計算するものとする。

プルーム式とパスキル線図を使った問題は平成18年の問4にもありましたが、プルーム式では、煙軸直下(y=0)、地上(z=0)での濃度C0 は、次式のように簡単化されます。
で、さらに地上発生源ということでHe=0、つまりexpの中身が0で固定されるのでexp(0)=1ですから、結局
C0 =Q/πuσyσz となる。
ここで「他の条件は等しく」だからQ/(π・u)は定数となり、C0 =(定数)/σyσz
安定度Bの濃度/安定度Aの濃度は
σyAσzA/σyBσzB
パスキル線図で、x=500のところを読み取ると
σyA=100 σzA=100 σyB=80 σzB=50
σyAσzA/σyBσzB =100・100/(80・50)=2.5 ・・・ (4) 3倍
パスキル線図の読み取りには多少の幅はあるものの、2.5と出てきて3倍を選ばせるか・・・。計算値と選択肢がちょっと離れているのは、あのときと同じパターンですね。ただ、有効数字1ケタとすると、(3)の1.4倍は何なんだ!とつっこまれる余地はあります。
ちなみにこの問題の上にあった問5は、大気の熱的安定度に関する記述について誤りを選ぶ問題でした。そこにこんな選択肢がありました。
(4)安定時のほうが、不安定時より煙の鉛直拡散幅も水平拡散幅も小さい。
これって、パスキル線図の意味がわかっていれば、言っていることが正しいと確認できるのですが・・・。
さらにちなみに問2のこれまた誤りを選ぶ問題で、こんな選択肢がありました。
(5)中立状態のパスキル安定度はEである。
中立状態のパスキル安定度はDですね。したがってこれが誤りとして選ぶべき選択肢になりました。


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