0233 「光」の体感型実験装置群巡回展(前編)
2010年に、お台場の船の科学館で、体感型実験装置群の巡回展「光の謎を解き明かせ!」というのをやっていました。
これは、(財)日本科学協会「大人が子供に伝える日常の科学シリーズ」第2弾にあたるわけですが、この展示物の解説協力を日本気象予報士会が行っていたのです。もはやあまり気象と関係ないのですが、これは第1弾のテーマが「台風」だったため、そのとき協力した名残でしょう(憶測)。
そんなわけで当時日本気象予報士会で大手町にあった気象科学館の案内員をしていた私は、この巡回展の解説員もやっていたのだ。
1.光の散歩道
ただの灰色の画面が
偏光板越しに見ると文字が見えます。
偏光板の角度を変えると、見やすくなったり白黒が逆転します。
2.動く3D写真館
偏光板を使った3D映画。
3.光のマイク
レーザー光を窓に当てて、跳ね返ってくる光で、窓の向こうの会話が聞こえる!
宇宙のような空気のないところではUFOが振動しても音は聞こえない。しかしレーザー光を使うと…!
4.レーザー原理模型
レーザー光の位相がそろう「共振」の仕組みを、鹿威しを使った装置で説明します。この装置の説明を担当したときに、外国人の団体さんが来て英語で説明するのは苦労しました。。。鹿威し…threaten deer…きっと違うな。
5.ホワイトアウト
この装置の、丸いところに頭をつっこみます。すると…
写真では水色っぽいですが、一面真っ白な世界です。
四方八方から光が出ているのです。
頭をつっこむ丸い穴の面には、一面に照明がついているのです。
スイッチを押すと、その照明は右半分だけ消えます。
すると…暗い部分ができたので影ができ、円形のくぼみがあることがわかりました。
明だけでなく暗があってこそ、ものが見えるのですね。
6.光が反射しない部屋
光が当たっても乱反射しないハイミロンという生地
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光をあてても真っ暗です。宇宙の暗黒のように。そのなかで文字が見つかりました…。
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