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0569 企画展「立体を診る~動物医療と先端技術~」(前編)

東京農工大学の企画展「立体を診る」(2022/11/11~2023/05/30)を見てきました。

立体で見る

動物たちは3次元(3D)だが、診断画像は2次元(2D)である。 レントゲンの透過画像やCTスキャンの断層画像など、診断のための画像を理解するには、体の形や構造を3次元でしっかりと理解する必要かある。 (解説パネルより)

オオカミの骨格
 もともとイヌは野生のオオカミを人と暮らすようになって家畜化したものなので、オオカミの骨格から犬の「原型」を知ることができそうですね。

子犬の骨格標本
 産まれたはかりの仔犬は、手足の骨が未完成で軟骨で支えらています。 大人のイヌではみえない骨の境界線(縫合線)が見えます。成長に伴って骨がくっつき(癒合)、境界がみえなくなるのです。

肺標本

イヌの肺標本

イヌの肺の血管及び気管支の樹脂充填標本。標本はお腹側を上にしている。白い部分が気管支、赤い部分が動脈、 青い部分が静脈である。細かい枝のように分岐した気管支が肺全体に張り巡らされ、非常に繊細な構造をしていることがわかる。イヌの肺は6つのパーツに分かれているのだが、わかるだろうか。 (解説パネルより)

ヒトの場合、肺は右が上葉・中葉・下葉で左が上葉・下葉と分けられるのだけれど、イヌでは右肺に副葉というのがあるんだそうだ。

タヌキの肺標本
 タヌキにしては小さいため、こどものタヌキではないかということです。

頭骨標本

ウマの頭骨標本  何十年もの間、多くの学生に馬の解剖学を教えてきました…

これが3Dプリンタで作ったウマの頭骨レプリカ。すげー。

あら、ヨーロッパオオカミの頭骨レプリカもあるやんけ。



これは中学理科教師としてはウマとオオカミの頭骨を並べて草食動物と肉食動物の比較をするしかないな。(さわれる展示がありがたい!)




イヌの頭骨
アフガンハウンド

秋田犬

チン

セント・バーナード
 

ネコの頭骨

ネコの骨格はイヌの骨格に比べると鼻面(吻部)が短く大きな眼窟(眼の入る孔)があります。
また、臼歯の数も違います(詳しくはナス動物病院・。アルヒ動物病院のサイトで)。

ニャンコの頭骨も3Dプリンターでレプリカを作成しています。

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