0667 トランジスタのできるまで

技術室シリーズ第2弾。これも掛図ですが、1枚ものです。

ショックレー、パーティン、ブラッティンの発明者トリオ。

ゲルマニウムはなぜ半導体としてはたらくか


下の方を見るとテープレコーダーとか…Yの文字が。もしかして…

なるほど、SONYからの寄贈品でしたか。1959年10月1日。きっと全国の中学校に配りまくっていたんでしょうね。
1959年ということは昭和34年。「技術・家庭科」となった昭和33年改訂の学習指導要領は昭和36年4月から実施なので、昭和26年の学習指導要領がまだ試案で「職業・家庭科」だった時代ですね。

 ただし、とても残念なことに、状態が最悪で掛図の本来の使い方のように立てかけようとすると自重で紙が破けてしまうレベル。発見時点で下のSONYとあったはずの部分はなくなっているし、実はこの後、破けて真っ二つになってしまった。模造紙などに貼って復元しようかとも思うけど、下手に素人が修復すると資料保存の面でかえってよくないと博物館学芸員の方にうかがったことがあるのでそれもなぁ…という感じでいかんともしがたいです。
 博物館といえばソニー歴史資料館というところがあったのですね。閉館前に行きたかった…

追記
 完全版が載っているnote発見!
 トランジスタが出来るまでとその作用について|橋本 尚久

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