衝撃のニュース。
平成28年9月27日、家庭用マッチの国内最大手メーカーである兼松日産農林株式会社は、翌平成29年3月31日でマッチの製造販売事業から撤退することを発表しました。
業界No.1シェアのマッチ(燐寸)ではあるものの、需要の減少、さらにはマッチを製造する機械が老朽化し、将来的に安定供給が困難となる恐れがあるためだそうです。
併せて同社がオーナーになっている燐寸倶楽部も撤退を発表した翌9月28日から活動を停止、12月27日で解散となります。ちなみにこのサイトは燐寸については国立国会図書館並みに充実しているので、このまま閉鎖されてしまったことはたいへん惜しいところです。
「象印」や「燕印」、「桃印」などの商標は株式会社日東社に譲渡とのこと。
ということで兼松日産農林のマッチ。
「燕印」のお徳用
「象印」のお徳用
「桃印」「燕印」の小箱
惜しい。大変惜しい。
マッチといえば理科で使うものとしてはもちろん、準備室から発掘されたマッチ製造順序及其製品標本についてひとエピソードあったので、ちょっと感慨深い思いがあります。
そんなこともあり、いつぞやマッチについて問い合わせたときに、大変親切に対応してくださった田中マッチさんには、逆風にもめげず、その灯を消さないでほしいと切に願っています。
私も実験でマッチ使うからさぁ。
新品価格 |
こうやってマッチは作られる
Inside the factory: How matches are made. pic.twitter.com/6ie4pzL93a
— HOW THINGS WORK (@HowThingsWork_) November 20, 2024
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