風見鶏の場合
風向計という器具があります。文字通り風向を測る器具です。
ニワトリやお馬さんは風向側に顔を向けます。
ということはですよ。
【誤解のポイント】
風は矢印の向きに吹いている
こんな誤解をしてしまうんだなぁ。にんげんだもの。みつを
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ようござんすか。前回やったように、風向というのは風が吹いてくる向き、空気がやってきた方向です。なので、モヤリまくりの違和感半端ないですが、こういうことになります。
【理解のポイント】
風向計の指す方向と風の流れとは向きが逆になっている。
これをフェイントと呼ばすなんとよぼう。
吹き流しの場合
ところで、2013年の東京都立高校の入試問題では、点線を描いた台の中心に、風船を軽い糸でつないで宙に浮かべた、次のようなものをつくり、
それが真上から見てこうなった時の風向を聞いています。
さて、あるあるな誤答から見ていきましょう。
【誤解のポイント】
上は北だから風船の方位は南南東。風向は南南東である。
本問の風船のほか、身近な例では、吹き流しや鯉のぼり、旗、そしてタンポポの綿毛は風の流れに沿って、ものが風下側(風向と逆)になびきます。つまり、一般の風向計と逆になるのです。いやいや、実にややこしい。
ということで、正解はこうなります。
【理解のポイント】
風は南南東に向かって吹いているため、吹いてきた方位(風向)はその逆の北北西である。
でもよく考えたら、鯉のぼりって風向側に顔を向けてるよね。風見鶏と同じように風向の方を向いていながら、吹き流しのように空気の流れをわかりやすく示しています。えらいぞ。
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