有性生殖をおこなう生物では、減数分裂という特別な細胞分裂によって生殖細胞を作るのでしたね。生殖細胞は動物では卵と精子と呼ばれていましたが、被子植物では卵細胞と精細胞と呼ばれます。
ということで、植物、特に被子植物の有性生殖を見てみましょう。
まず、1年生で学習した(被子植物の)花のつくりの復習です。
おしべの先端、「やく」のところに花粉が入っているのでしたよね。
その花粉が、めしべの先端「柱頭」につくことを受粉といいます。受粉をすると、花粉から柱頭の内部へと花粉管が伸びていきます。
花粉管はめしべの中をどんどん伸びていって、胚珠に向かって伸びていきます。 イラストACより
花粉管の中には精細胞があります。また、胚珠の中には卵細胞があります。花粉管が伸びてとうとう胚珠に到達すると、boy meets girl です。いえ、森光子ではありません。
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そう、花粉管を通ってやってきた精細胞と胚珠の中で待っていた卵細胞が受精して受精卵ができるのです。受精卵は胚珠の中で体細胞分裂をくり返し、胚になるのです。一方胚珠はというと…そう、種子になるのです。
花粉管の伸長
でも花粉管が伸びるっていうのが今一つジラレナイシンという人もいるかもしれない。
いや、令和にもなって「ジラレナイシン」なんて言うヤバタニエンな人はいないか。(注・「信じられない」の意)
だけどすでにツユクサとヒガンバナの花粉管は紹介したよね。今日はチャの花粉管を見てみよう。
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