地球のように太陽の周りをまわっている惑星は、現在8種類あります。
太陽から近い順に8つあります。画像はNASAのサイトからお借りしてあります。
水星(Mercury) 、 金星(Venus)
地球(Earth) 火星(Mars)
大気組成や表面温度をほかの天体と比較すると、地球には生命を支える条件が備わっていることに気づくでしょうか。 ここで、水の存在が一枚かんでいるのですが、その意味については、すでに記事にしています。
木星(Jupiter) 土星(Saturn)
※よく混同されるのですが、悪魔はSatanで土星とは無関係です。土星の Saturn というのはローマ神話の農耕神サトゥルヌスから来ています。
ちなみに土曜日は「サトゥルヌスに捧げられた日」 the day of Saturn → Saturn day → Saturday ということらしいです。
天王星(Uranus) 海王星(Neptune)
で、水金地火木土天海の8つの惑星のデータを表にしたものが教科書などに載っています。ネットにもこれとか、検索するといくらでも出てきます。
で、それらの表をじっくり見て、水金地火木土天海の8つの惑星を大きく2つのグループに分けてみましょう。
この手の表は、ほぼ例外なく水金地火木土天海の順に並んでいますから、ある一つの項目(例えば質量や公転周期など)を取り上げてデータを見てみると、あるところで急に数字がポンと飛ぶところがありませんか。大気だったらあるところから急に同じ物質が続いたりしませんか。
そう、「水金地火」で第1のグループ、「木土天海」で第2のグループとなります。それぞれ地球型惑星、木星型惑星といいます。
地球型惑星は木星型惑星に比べて
・太陽からの距離は近い
・直径は小さい
・公転周期(太陽の周りを1周する時間)は短い
・質量は小さい
・密度は大きい
・表面温度は高い
・衛星の数は少ない
・大気の成分はさまざま
木星型惑星は地球型惑星に比べて
・太陽からの距離は遠い
・直径は大きい
・公転周期は大きい
・質量は大きい
・密度は小さい
・表面温度は低い
・衛星の数は多い
・大気の成分は水素やヘリウムが中心
という特徴があります。
これをバラバラに覚えるのではなく
地球型惑星は太陽の近くを回る、岩石でできた小さな惑星、逆に木星型惑星は太陽の遠くを回る、ガスでできた大きな惑星というイメージをもっておきましょう。
地球型惑星は太陽の近くを回るので公転する軌道の長さも短いから、公転周期(太陽の周りを1周する時間)もそれほどかかりません。そして太陽の近くですから熱がよく届くので表面温度も高くなります。岩石でできているので密度も大きいです。
木星型惑星は、地球型惑星の外側を回るので、1回公転するのにも時間がかかります(公転周期が長い)。太陽の熱はとどきにくいので表面温度も低い。大気もガスや氷(水だけでなくメタンやアンモニアの氷)やなどでできているので密度は小さめです。
中学校の範疇は超えますが、木星型惑星をさらに2つに分け、水素やヘリウムのガスでできている木星と土星を「(狭義の)木星型惑星」、別名「巨大ガス惑星 gas giant」と、氷でできている天王星と海王星を「天王星型惑星」別名「巨大氷惑星 ice giant」なんて呼んだりすることもあります。
それぞれの惑星の地軸の傾きを見てみよう。
Just as Earth's tilt on its axis causes seasons, other planets in our solar system are also tilted on their axes.
For example, Venus is effectively upside down compared to Earth.
📹 : starwalkapp pic.twitter.com/iOAgPGNaug
— Visionaledge (@Visionaledge) April 1, 2024
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