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0662 地球に水があるということ

次の3つの星を見てください。地球はどれでしょうか。

もちろん、真ん中ですね。左は金星、右は火星です。水金地火木…といわれるように、太陽からの距離としては地球に近い2つの惑星です。特に金星は地球とも大きさが似ていて地球の双子星とも言われています。

ちなみにこの3つの画像はNASAのものです。NASAの画像などの素材は、教育、情報提供を目的とする、写真集やインターネットのウェブサイト(個人も含む)に使用することができるので、お言葉に甘えて利用させていただきました。

では、どうしてこの中からすぐに地球がどれかわかったのか。一言で言うと、青いからですね。青い部分は何か、そう海、つまり水ですね。地球の大きな特徴として水があるということが挙げられます。

さらに地球の平均気温は約15℃、水は液体でいます。が、場所によっては水蒸気や氷でもいます。地球より太陽に近い金星だと平均気温は400℃とも500℃とも言われ、火星も平均気温は資料によって違いますが、-55℃とか-43℃とか-63℃とかとか言って、地球のように水があっても固体・液体・気体の三態が存在できるというのもなかなか難しいでしょう。そもそも、低い温度は―273℃まであるし、高い方はいくらでもあるわけで、それなのに、水が液体でいられる範囲が1気圧で0℃から100℃というのは、かなり厳しい条件といえるのかもしれません。

さて、もう一つ。金星と火星は大気の成分が95%まで二酸化炭素です。ところが地球の大気に二酸化炭素は0.04%、これでも最近急激に増えているというのです。この差はどこから来たのでしょうか。

実は、地球の大気にもかつては金星や火星のように二酸化炭素が大量に存在していました。ところが地球には大量の水、海があります。その大量の水に二酸化炭素がとけてしまい炭酸塩として岩石になってしまいました。そうして大気中から二酸化炭素はほとんどなくなってしまい、金星や火星でも実は第2位だった窒素が地球ではトップに躍り出た、と考えられています。

そして水があることで雲ができて気象現象が起きています。
これは他の星ではないことです…と思ったら火星ではドライアイスの雪が降って雪嵐とかおこるそうなんですね。

それはともかく、地球に水があること。それって奇跡に近い偶然による貴重な現象と言っていいでしょう。
だから大切にしないといけませんね。

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