※この記事は旧ブログで2010-12-15に更新したものです。
文部科学省委託事業に「青少年体験活動総合プラン」というのが走り出して、小学校では長期(5日間)自然体験活動というのを推進するらしい。
そういえば、長期自然体験活動って今(令和6年)もやってるのかな。コロナもあったし、安全が確保できるほど人手も確保できなさそうだけど。
と同時に当然のことながら指導者の養成をしなくちゃいけないので、自然体験活動指導者養成事業というのも当然できる。で今日は、その気もないのに、無料で2時間参加すれば資格がもらえるということで、都内某所の講習会に出て指導者として養成されてきました。
ちなみに、指導者には「全体指導者」と「補助指導者」の2種類があります。全体指導者は24時間程度の講義や実習をするのだけれども、CONEリーダーをもっていたので、たった2時間の座学で取れてしまいました。そもそもCONEリーダーも、CONE本部ににらまれてご迷惑をかけてしまうといけないのでどこかは申し上げませんが、これまた1泊の自然体験の研修の「おまけ」についていた1時間弱の座学で取れてしまいました。結局すっごくエスケープルートを通りまくって今回の資格を得たことになります。
しかし、この2時間がぶっちゃけ結構つまらなかった。内容は「学校教育における体験活動の意義」「教育課程と体験活動の関連性」という学校を理解するための科目だったので、教員の私に新しい知見が何も得られなかったことはよしとしよう。しかし、講師の「テキスト棒読み」攻撃(ちなみにテキストは学習指導要領解説)には辟易。
ただ、よくよく冷静に講習会を分析してみると、集合から解散まで全部コミコミで2時間。さらに事務連絡とかプロフィールを羅列した冗長な講師自己紹介とかでむりやり引っ張っていることから、おそらくは講師もこの分野には詳しくないし、やっつけのパワポは作ったものの圧倒的準備不足だし、もっとストレートに言えばめんどくさいんだろうな、お金のためにやってるんだな…という背景がありありと見えてくる。そう考えると、内容の薄さというか、コストパフォーマンスならぬタイムパフォーマンスの悪さもすごく納得できる。
でもこれで有料だったり、資格がもらえないなら訴えていいレベルだと思う。
それだったら、科目名のお題と指導要領の解説を渡されて自分にふられても、もう少しまともな講義ができる!と自信を持って言える中、この講座に出るためにキャンセルした予定に想いをはせながら自分の判断ミスを悔やみましたとさ。
こんな紙切れ1枚のために…
※修了証なのに日付がはいってないあたりがいやはや…
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