1854 中学理科で解ける 共通テスト2025 地学基礎編
お待たせしました、地学基礎です。5問17点と、一時期よりは減ったものの、やっぱり俺たちの地学基礎です。
地学基礎
第1問
問1 太陽系の惑星や衛星が大気をもつかどうかには、それらの天体の質量や太陽からの距離が関係している。次の図1は、太陽系の代表的な天体について、その質量と太陽からの平均距離との関係を示したものである。図1の天体と、その大気の特徴を述べた後の文a ・bの正誤の組合せとして最も適当なものを
後の①~④のうちから一つ選べ。
a 月と水星(グループX)は、その他の天体にくらべて質量が小さく、大気がほとんどない。
b 木星と土星(グループY)は、その他の天体にくらべて太陽からの平均距離が長く、水素・ヘリウムの厚い大気をもつ。
地球型惑星と木星型惑星の話に月(衛星)がからんでいます。
地球型惑星の水星と地球の惑星の月はいずれも地球よりも小さく、それゆえに重力が小さくて大気を引き留めておくことができません。一方、木星・土星の木製型惑星は、地球型よりも遠いところを周り、大気は水素・ヘリウムです。 ① 4点
問2 次の文章中の[ア]・[イ]に入れる語句の組合せとして最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。
プレート境界のうち、二つのプレートが収束する境界では、海溝や島弧を伴う沈み込み帯や、ヒマラヤ山脈のような大山脈を伴う衝突帯が形成される。衝突帯がつくられるのは,[ア]プレートどうしが収束して重なり合う場合である。この重なり合う要因は、それらのプレートに含まれる[ア]地殻の[イ]ので,プレートがマントルの中に沈み込みにくいためと考えられている。
中学校では学習しない用語が多く出てきていますが、そこはスルーして注目するのは最後の一文。プレートが沈み込みにくいのは、プレートの密度が小さいからでしょ。で、地震の起こる仕組みの図で、沈み込んでいたのは海洋プレート。つまり沈み込みにくいのは… ③ 3点
第2問
問2 次の図2は、年平均の降水量Pと蒸発量E、その差P-Pの緯度分布の模式図を示している。同じ緯度での蒸発量と降水量は等しくなく、大気による水蒸気の輸送で,大気中の水収支がつり合っている。図2の差P-Eの緯度分布を参考にして、大気中の水蒸気輸送の向きを模式的に示した図として最も適当なものを,後の①~④のうちからーつ選べ。
赤道では蒸発量Eが少ないのに、降水量Pが多い。そうすると大気中の水蒸気が足りなくなるが、その分は、他の緯度の大気からかき集めるしかない。一方、北緯・南緯30度あたりはP-Eが負、つまり降水量より蒸発量が多いので大気に水蒸気が余ってしまう。だからどっか他のところに流れていく。このような流れを表しているのは①である。 ① 3点
第3問
問3 次の文章中の[オ]・[カ]に入れる記号と語の組合せとして最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。
次の図1は私たちが住む銀河系を真横から見た模式図である。恒星が多く分布するのは、中央の膨らんだバルジと呼ばれる部分とそれを取り囲む円盤状の部分である。私たちの太陽系は図中の[オ]に位置しているため、銀河系は地球の夜空に[カ]に見える。
私たちのいる太陽系は銀河系の端っこの方にいるから、バルジの部分が天の川に見えるわけだよな。
① 3点
第4問
問2 地層を調べることで, 過去の津波についての手がかりを得ることができる。次の図2は、日本の太平洋沿岸の海岸線から内陸側に200m離れた低地に位置する, ある湖の底に堆積した完新世の地層の柱状図である。 調査の結果, 連続的に堆積した泥層に6枚の砂層が挟まれていた。 これらの砂層は,西暦1400年ごろ以降に内陸へ押し寄せた大きな津波で形成されたことがわかった。この図をもとに考えられることを述べた文として, 下線部に誤りを含むものを,後の①~④のうちから一つ選べ。
① 湖の底に堆積した完新世の地層は下位ほど古い。
② 砂層の厚さは,その直下の泥層の堆積期間の長さにほぼ比例する。
③ 泥層の厚さは,その直上の砂層の厚さに比例しない。
④ 津波により砂層が形成された間隔は,約100年~150年である。
①年代見ると下の方が古いですよね。ヨシ!
②たとえば1950年頃の3cmの砂層と1700年頃の20cmの砂層ですが、その直下の泥層の堆積時間はほぼ同じなんですが。
③1700年の砂層の厚さが目立ちますが、その直下の泥層はそれほど厚くありませんね。
④1400、1500、1600、1700,1850、1950。たしかに間隔は,約100年~150年です。
② 4点
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません