2115 レッドボトル反応

 ブルーボトル反応は以前記事にしましたが、そういうことで赤で同じようなことができないかやってみました。

サフラニンでやってみたが…

 ブルーボトル反応で色が出たり消えたりするのはメチレンブルーの酸化型と還元型によるものということだったら、他の酸化還元指示薬でもいけるんじゃね?
 つまり、アルカリ、還元剤、指示薬があればいいってことね。
 でもアルカリに還元性のあるブドウ糖の代わりに、硫酸酸性で二酸化マンガンあたりで(過マンガン酸カリウムは処分してしまったから)でやらないか…と一瞬思ったけど、空気をふって酸化、酸化剤でも酸化だったら還元してくれるやつが誰もいないからだめってことか。

 で、メチレンブルーというとメダカとか金魚とか淡水性の熱帯魚を飼っている人には病気を抑える薬として知られているのではないかと思いますが、それ以外にも顕微鏡観察のときの染色液という用途があります。なんでも、生きている細胞にメチレンブルーを垂らすと、細胞内の酸化還元酵素により無色のロイコンブルーに還元されるが、死んだ細胞ではその反応が起こらず青いままになるから、生細胞と死細胞の判別に用いられるんだそうだ。すげー。

 で、細胞染色にはメチレンブルーと一緒にサフラニンの両方で染色する二重染色なんてものもあるらしい。このサフラニンが赤いのである。
 もっというとサフラニンもメチレンブルーと同様に酸化還元指示薬として使うことができ。酸化状態では赤色、還元されると無色透明(ロイコ型)、になるのだ!
 なぜか1954年と古い文献には、サフラニンは塩基性のときの酸化色は褐色、そして還元色になると無色になると書かれている。
 そしてサフラニンなら、理科室にもなぜかある。
 

 ところが、水酸化ナトリウム2gを水200 mLに溶かし、さらにブドウ糖10gを加えて500mLの平底フラスコに入れ、サフラニンを入れてみると、すでに赤い。振っても赤い。放置しても色が消えない。

メチレンブルーとサフラニンを使った信号反応

 で、メチレンブルー単独ほど有名ではないのですが、少し調べてみると、メチレンブルーとサフラニンの両方を使った信号反応というのにぶち当たります(その前にインジゴカルミンを使った信号反応に出会いますがそれは置いときます)。
 例えば信号反応の不思議 | 不思議な液体をつくろう! | F.M.Cyber Schoolなどにあるので、まずはやってみます。
 前回はサフラニンはワイルドに粉末をつかいましたが、今回は一度水溶液を作ります。

 どうしても最初が無色ではなく、薄い赤が残ってしまうのですが、とりあえず赤、紫に二段階で変化しました。
 別の資料ではサフラニンの還元型が黄色のため、黄-赤ー紫になるはず…としているものがありましたが、計画書ということもあり、実際には実験をしていないのかもしれません。

完全に無色というわけではなく、どうしても水面がよく見ると赤く色づいています。サフラニンが空気中の酸素によって酸化されているのでしょうね。

 さらに、紫になる途中で青ではなく赤になったということは、同じ条件でサフラニンは酸化されたが、メチレンブルーは酸化されていないということ。したがって、メチレンブルーよりもサフラニンの方が酸化型になりやすい、言い換えると無色するにはしっかり還元しないといけない、ということになります。
 したがって、ブルーボトルの方がやりやすいんだろうなと。

レッドボトル反応

 メチレンブルーとサフラニンによる信号反応はあるものの、すでにブルーボトル反応があるからか、サフラニン単独のレッドボトル反応というのは、とりあえずネット上では見つけられませんでした。

 ただ、信号反応ができるならば、単純なレッドボトル反応もやっぱりできるんじゃないかと。ということで、もう一度やってみます。

 今度は、信号反応のときの割合でやってみます。
 水酸化ナトリウム5.0g、ブドウ糖0.5g、水250g、サフラニン溶液5滴。

 なんだ、うまくいくじゃん。しかも、信号反応のときと違って、還元されたら完全に無色になるし。
 こうなると欲が出てくる。もう少し赤を濃くしたいな。ということで、サフラニン溶液の量を増やす。

やはりうまくいくけど、でも、信号反応のときのように完全に無色というのは難しいのかも。
メチレンブルーのブルーボトル反応よりは条件が厳しそうだけど、なんとかレッドボトル反応、できました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました