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0371 火成岩を偏光板越しに観察する (後編)

解2 2枚の偏光板を重ねて真っ黒になるように重ねて、その間にプレパラートをはさむサンドイッチ作戦。
これを生物用の顕微鏡で観察します。倍率70倍。

【火山岩】
流紋岩(栃木県日光市湯本)

安山岩(輝石安山岩・北海道虻田郡ニセコ)

玄武岩(兵庫県豊岡市玄武洞)

【深成岩】
花崗岩(茨城県西茨城郡稲田)

閃緑岩(福島県石城郡植田)

斑糲岩(福島県田村郡小野町)

ところがここにきてさらに新しい道具を(古いけど)発見!

解3 POLARIZING ATTACHMENT とやらを使ってみる。
偏光じゃない顕微鏡に取り付けて使うやつのようだ。

一つは接眼レンズにかぶせて

もう一つはステージに載せて、その上にプレパラートを置いて観察する。クリップもあるけどとりあえず今日は使わない。

玄武岩(兵庫県豊岡市玄武洞)

黒雲母花崗岩(茨城県真壁郡真壁町)

そういえば半深成岩はどうなのか観察してみよう。半深成岩とは、火山岩と深成岩の中間とされていた火成岩だけど、成因の研究が進んでいくにつれ、半深成岩という分類が岩石学的にビミョーだということが分かってきたので、現在では使われない言葉となっています。

が、古いものだからヘーキで「半深成岩」と書かれているんだよな~ しょうがないから見ていこう。
角閃玢岩 山梨県西八代郡十島

石英斑岩 滋賀県大津市藤尾

輝緑岩 長野県上伊那郡高遠

ん~たしかに斑状とも等粒状とも言い難い…

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